県内の発生状況 2025年第1週(12月30日から1月5日)
*第1週の報告期間は年末年始による医療機関の休診日を含んでいます。
新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は、第52週5.63人から第1週3.68人と減少しましたが、宇和島保健所では増加し、第1週には12.67人と注意報の基準値(定点当たり10人以上)を超えました。
2024年は1月から急増し2月上旬にピークを迎えているため、今後の動向に注意が必要です。
引き続き、場面に応じたマスクの着用や定期的な換気、こまめな手洗い、咳エチケットなどの基本的な感染対策を励行しましょう。
新型コロナウイルス感染症 定点当たり報告数の推移
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愛媛県 |
保健所 |
四国中央 |
西 条 |
今 治 |
松山市 |
中 予 |
八幡浜 |
宇和島 |
定点当たり報告数 |
1週 |
3.68 |
3.00 |
3.33 |
2.71 |
0.90 |
0.75 |
3.33 |
12.67 |
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注意報 |
52週 |
5.63 |
3.60 |
7.90 |
8.63 |
4.31 |
3.43 |
3.43 |
7.86 |
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51週 |
3.63 |
2.80 |
4.50 |
4.13 |
3.31 |
3.14 |
2.00 |
5.29 |
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<新型コロナウイルス感染症の注意報・警報の基準> ※県独自の注意喚起の基準
国から統一した基準が示されるまでの当面の間、下記の基準を基に注意喚起を行います。
注意報:流行の発生前であれば今後大きな流行が発生する可能性があること、流行の発生後であればその流行はまだ終わっていない可能性があることを示します。
警報:大きな流行の発生・継続が疑われることを示します。
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基準値 |
注意報 |
定点当たり患者報告数が10人以上30人未満 |
警報 |
定点当たり患者報告数が30人以上(継続10人以上) |
- 2025年に解析されたウイルスはありません。ゲノム解析結果の詳細は「病原体検出情報」をご覧ください。
変異株について
- BA.2.86系統(オミクロン)
BA.2.86系統は、2022年に主流となったBA.2系統の亜系統で、過去に報告されているBA.2系統のスパイクタンパク質に30以上のアミノ酸変異を有しています。2023年7月にイスラエルとデンマークから報告されて以降、複数の亜系統が報告されています。
BA.2.86系統の亜系統であるJN系統は、欧州諸国を中心に感染者数増加がみられており、世界的にXBB系統からの置き換わりが進んでいます。2024年9月現在、多くの国で主流となっており、日本においてもJN.1系統とその亜系統が検出割合の9割以上を占め、なかでもKP.3系統は大多数を占めています。
いずれの系統も感染者数増加の優位性、重症度、治療薬の有効性への影響について明らかとなった知見はなく、今後の国内外での検出状況、感染者数や重症者数の推移を注視する必要があります。
- XBB系統(オミクロン)
XBB系統は、BJ.1系統(BA.2.10系統の亜系統)とBM.1.1.1系統(BA.2.75.3系統の亜系統)の組換え体です。
スパイクタンパク質にR346T、N460K、F486S変異を有しており、中和抗体からの免疫逃避が起こる可能性が示唆されています。また、XBB.1.5系統はACE受容体への結合親和性がXBB系統より高いことから、感染・伝播性がより高くなっている可能性が示唆されています。
東京都の公表によると、4月上旬の東京都では、XBB系統の占める割合が72%(うち、米国で多いXBB.1.5系統が約40%、欧米で多いXBB.1.9.1系統が約20%)となっています。
- 最新の変異株に関する情報は国立感染症研究所ホームページ(コロナウイルス感染症|国立感染症研究所HP<外部リンク>)をご覧ください。
参考