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2024年第36週から2024/2025シーズンの集計を開始しました。2024年第35週までの発生状況は「感染性胃腸炎の流行状況(2023/2024シーズン)」をご覧ください。
感染性胃腸炎は、細菌、ウイルスなどの感染性病原体による嘔吐、下痢を主症状とした感染症の総称です。夏の時期は、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、カンピロバクターなどの細菌が原因となっていることが多く、また秋から初春の時期は、ノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルスが主原因となって流行します。
新型コロナウイルス感染症流行後の2020/2021シーズンから2022/2023シーズンにかけては発生動向に変化がみられていましたが、2023/2024シーズンは新型コロナウイルス感染症流行前と同じく、年末年始を境とした2峰性のピークと、春から初夏にかけた緩やかなピークがみられました。
県内の感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第5週8.75人から第6週11.14人と増加しました。
東予、中予地域で増加しており、西条保健所で多く、四国中央、今治保健所でやや多い状況です。
例年、冬季に報告数が増加する傾向がありますので、次のポイントに注意し感染予防に努めましょう。
愛媛県 | 保健所 | ||||||||
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四国中央 | 西条 | 今治 | 松山市 | 中予 | 八幡浜 | 宇和島 | |||
定点当たり患者報告数 | 6週 | 11.14 | 15.67 | 17.33 | 14.80 | 9.10 | 7.25 | 7.25 | 6.75 |
5週 | 8.75 | 6.67 | 10.67 | 12.20 | 6.90 | 5.25 | 10.50 | 9.50 | |
4週 | 7.03 | 4.67 | 11.67 | 9.00 | 6.50 | 3.00 | 7.75 | 4.00 |
※報告がない場合は空欄となっています。