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2024年第36週から2024/2025シーズンの集計を開始しました。2024年第35週までの発生状況は「感染性胃腸炎の流行状況(2023/2024シーズン)」をご覧ください。
感染性胃腸炎は、細菌、ウイルスなどの感染性病原体による嘔吐、下痢を主症状とした感染症の総称です。夏の時期は、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、カンピロバクターなどの細菌が原因となっていることが多く、また秋から初春の時期は、ノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルスが主原因となって流行します。
新型コロナウイルス感染症流行後の2020/2021シーズンか二ら2022/2023シーズンにかけては発生動向に変化がみられていましたが、2023/2024シーズンは新型コロナウイルス感染症流行前と同じく、年末年始を境とした二峰性のピークと、春から初夏にかけた緩やかなピークがみられました。
県内の感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第24週11.10人から第25週9.52人と減少しましたが、四国中央保健所、今治保健所で増加しており、八幡浜保健所ではやや多い状況です。
県内で細菌性食中毒注意報が発令されました(発令期間:令和7年6月17日から6月26日)。
細菌が増えやすい高温・多湿の季節を迎えましたので、次のポイントに注意し感染予防に努めましょう。
「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(厚生労働省リーフレット)」 [PDFファイル/580KB]
(1)食品の購入
(2)家庭での保存
(3)下準備
(4)調理
(5)食事
(6)残った食品
愛媛県 | 保健所 | ||||||||
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四国中央 | 西条 | 今治 | 松山市 | 中予 | 八幡浜 | 宇和島 | |||
定点当たり患者報告数 | 25週 | 9.52 | 9.50 | 10.75 | 11.50 | 10.86 | 6.00 | 13.50 | |
24週 | 11.10 | 7.50 | 11.75 | 9.00 | 11.86 | 10.50 | 24.00 | 0.50 | |
23週 | 11.00 | 8.50 | 7.00 | 13.50 | 12.57 | 12.50 | 23.00 |
※報告がない場合は空欄となっています