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大雨・台風に備える
大雨・台風など水害は気象情報からある程度予測できる災害です。
早めの避難で命を守りましょう。
土砂災害タイムライン
近年の異常気象に伴い、全国で毎年のように大雨による土砂災害等の被害が発生しています。
愛媛県においても、平成30年7月の西日本豪雨では非常に大きな被害が発生しましたが、事前の準備により助かった事例もありました。
台風などによる大雨は、ある程度事前に予測できることから、土砂災害発生前の避難対応は可能であり、「いつ」、「誰が」、「何を」について事前に家族等で話し合い、行動を決めておくことで、いざというときに慌てず迅速に、避難行動に移すことが出来ます。
土砂災害からの避難行動を、時系列に従ってあらかじめ決めておくものが、「土砂災害タイムライン」です。
詳しくは、土砂災害タイムラインの作成をご覧ください。
えひめ河川(かわ)メール
台風や豪雨によって急激に変化する河川の水位や降雨量、ダムの放流情報を県民の皆さんに直接メールで配信するサービスです。
皆さんがお住まいの地域で、避難の判断等に役立つ情報です。
是非ご登録ください。
詳しくは「えひめ河川メールリーフレット[PDFファイル/3.6MB]」「サービス説明資料[PDFファイル/1.17MB]」をご覧ください。
川の水位情報
愛媛県では、水防活動や地域住民の避難を支援するため、川の水位が上昇した時に水位情報を提供する「危機管理型水位計」を県管理河川において、147箇所で設置しております。水位の情報は、パソコンやスマートフォンから確認できますので、豪雨や台風などの際には、自治体から出される避難情報と合わせ、川の水位情報を参考にしていただきますよう、お願いします。
なお、詳しくは「川の水位情報をリアルタイムでお知らせします~危機管理型水位計~」をご覧ください。
洪水浸水想定区域図
洪水浸水想定区域図とは、川があふれたときに、どのように浸水するかについて、その区域を浸水の深さごとに色分けして地図上に示したものです。
市町は、この浸水想定区域図を基に、洪水時の迅速な避難や、水害からの被害軽減を図るため、災害に関する情報伝達方法や指定避難所等円滑な避難のために必要な事項を記載したハザードマップを作成します。
詳しくは、「洪水浸水想定区域図を改訂しました」「洪水浸水想定区域図って知ってますか」をご覧ください。
愛媛県高潮浸水想定区域
本県では、水防法第14条の3第1項の規定により高潮浸水想定区域を指定しました。
高潮浸水想定区域図は、想定しうる最大規模の高潮による氾濫が発生した場合の(浸水区域・浸水深)及び(浸水継続時間)を2種類の図面で表示したものです。
- 想定しうる最大規模の条件:既往最大規模の台風を想定
- 中心気圧:室戸台風相当(900hpa)
- 半径、移動速度:伊勢湾台風相当(最大旋衡風速半径75km、移動速度73km/h)
- 最大規模の高潮となるような台風経路を設定
- 高潮と同時に河川での洪水を考慮(重信川・肱川)
- 堤防等は、設計条件を超えた段階で決壊と想定
高潮とは
台風や発達した低気圧が通過する際、海水面(潮位)が大きく上昇することがあり、これを「高潮」といいます。高潮は、「気圧低下による吸い上げ効果」「風による吹き寄せ効果」「ウェーブセットアップ」が原因となって起こります。また、満潮と高潮が重なると潮位はいっそう上昇して、大きな災害が発生する可能性がより高まります。
詳しくは、愛媛県高潮浸水想定区域をご覧ください。
愛媛県重要水防箇所
重要水防箇所とは、洪水などの時に、特に注意が必要な個所です。
堤防の高さが低い箇所、堤防の幅が薄い箇所、過去に決壊した箇所は、円滑な水防活動ができるように重要水防箇所に位置付けられています。
詳しくは、愛媛県重要水防箇所をご覧ください。
えひめ減災対策協議会
本県では、毎年、本格的な出水期までに水防関係者で組織する地方水防連絡協議会を開催してきました。
しかし、近年、記録的な豪雨により、水害が頻発化、激甚化していることから、減災のための目標を共有し、ハード・ソフト対策を一体的・計画的に推進するため、河川の大規模氾濫で県民の“逃げ遅れゼロ”達成を目標とし、県下10の地方局建設部及び土木事務所単位において、県や市町等の関係機関で構成する「大規模氾濫に関する減災対策協議会」を設立しました。
協議会開催状況
重要水防箇所の合同点検
詳しくは、えひめ減災対策協議会をご覧ください。
水害リスクマップ
本県では、県民の皆様に過去の浸水や土砂災害の発生状況などを知っていただき、災害に対する備えや、洪水が発生した際などに命を守る的確かつ迅速な避難行動につなげていただくことを目的として、「水害リスクマップ」を作成しました。
水害リスクマップは、県が管理するすべての河川について、市町村合併前の旧70市町村単位で作成していますので、皆様の安全な生活を守る備えとしてお役立てください。
詳しくは、水害リスクマップ一覧をご覧ください。
土砂災害警戒情報
愛媛県には、がけ崩れや土石流などのおそれのある危険箇所が数多くあり、平成16年・平成30年の甚大な土砂災害をはじめ、過去幾度となく大きな土砂災害を被っています。
このような土砂災害による被害の防止・軽減のため、大雨警報発表後、大雨による土砂災害発生の危険性が高まった時に、市町長が避難指示等を発令する際の判断や住民の避難行動の参考となるよう、県と松山地方気象台が共同で土砂災害警戒情報を発表しています。
土砂災害の発生を確実に予測することは困難です。このため、土砂災害警戒情報が発表されても何も起こらないこともありえます。また、土砂災害警戒情報の発表前にがけ崩れ等が散発するということもありえます。しかし、人命にかかわる被害を防ぐためにも早めの避難を心がけることが重要です。
詳しくは、土砂災害警戒情報をご覧ください。
道路冠水注意箇所
道路冠水注意箇所とは、道路及び鉄道等の立体交差部にある地下道タイプで横断する道路で、周辺地盤より高さが低いことから、豪雨や台風時に冠水の可能性がある箇所のことです。
冠水時には、道路を利用される皆様に、現地の電光掲示板等で異常をお知らせしていますので、豪雨時等は十分に通行にご注意いただくとともに、冠水している場合には、絶対に進入しないようお願いいたします。
詳しくは、道路冠水注意箇所をご覧ください。