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えひめ国体の開催に向けた施設整備に関する意見書
第329回(平成24年12月)定例会
提出議案【議員提出の部】
えひめ国体の開催に向けた施設整備に関する意見書
平成29年に開催するえひめ国体では、天皇・皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、愛媛県総合運動公園陸上競技場において総合開会式を執り行うほか、同公園において、陸上競技、テニス、弓道、体操の競技会を開催することとしており、選手監督や大会役員、一般観覧者等、多くの来場者が見込まれる。
県総合運動公園は、昭和55年の全国高校総体開催に合わせて開設した広域公園であり、県内唯一の日本陸上競技連盟第1種公認競技場をはじめとする各種運動施設を備えた県民のスポーツ振興の一大拠点として、さまざまな競技大会やレクリエーション活動などに幅広く利用されている。
しかし、開園後30年以上が経過して施設全体の老朽化が進んでいるほか、耐震性やバリアフリー化など、安全・安心で快適な利用に供するための、さまざまな課題を有している。
本県では、身の丈に合った施設整備を目指し、「大規模な施設の配置替えは行わず、現配置のまま必要な改修を行う」との基本方針に基づき、平成24年度からえひめ国体の拠点施設となる県総合運動公園施設の改修を本格化させており、また、県下各市町においても、平成28年度から開催するリハーサル大会に間に合うよう、計画的に施設整備を進めている。
よって、国においては、えひめ国体を成功させるため、メイン会場となる愛媛県総合運動公園をはじめ、県下各市町が行う競技施設の整備に対して、社会資本整備総合交付金の別枠的な予算配分を行うよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成24年12月12日
愛媛県議会
提出先
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
国土交通大臣