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ウイルス性肝炎患者の早期救済を求める意見書
第305回(平成19年12月)定例会
提出議案【議員提出の部】
ウイルス性肝炎患者の早期救済を求める意見書
国内最大の感染症であるウイルス性肝炎の無症候性キャリアは、約280万人いるといわれ、そのうち約5万人が慢性肝炎になると推定されており、多くが輸血・血液製剤の投与、予防接種における針・筒の不交換などの医療行為による感染と言われている。
慢性肝炎を放置すると肝硬変や肝がんへ進行することもあることから、肝硬変・肝がんへの進行を予防し、肝炎治療の効果的推進とウイルス性肝炎のまん延防止のため、ウイルス性肝炎患者の救済を含めた総合的な諸施策を推進する必要がある。
よって、国におかれては、ウイルス性肝炎患者の早期救済のために、次の事項について、国の責任において特段の措置を講じるよう強く要望する。
記
- ウイルス検診体制の拡充と検査費用の負担を軽減すること。
- ウイルス性肝炎の治療体制を整備し、治療の地域格差を解消するよう努めること。
- ウイルス性肝炎治療に必要な医療費の負担軽減措置及び治療中の生活支援策を講ずること。
- ウイルス性肝炎に対する偏見・差別を取り除くため、正しい知識の普及啓発を行うこと。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成19年12月13日
愛媛県議会
<提出先>
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣