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北条港の北西13.5キロメートルにある人口約20人の、ゆったりと時間が流れる島です。
松山市・北条港から旅客船で35分、東西1.3キロメートル南北0.2キロメートルの小島です。
かつて船の航行に適した潮流と風を待つ船が多く立ち寄り、潮待ち・風待ちの港として栄えました。
平地がほとんどなく、尾根づたいに歩くと1時間ほどで島内を巡ることができます。
島ではひじきをはじめとした海藻・魚介類が豊富です。
各家庭の前には菜園が作られ、自給自足に近い生活が営まれる島の風景は、落ち着いた静かさと温もりがあります。
時期により尾根にスズメバチが出ることがあります。必ず地元の方に状況を確認し、安全が確認できない場合は山道に入るのは控えましょう。
島の氏神様で菅原道真が祭られています。文政元年(1818年)北条鹿島神社から神様を迎え祭りました。毎年4月上旬に例祭が催されます。鳥居をくぐり緑に囲まれた参道を登ると旧小学校の運動場があり、そこからさらに石段を登ると木造の質実な社があります。
安居島が無人島であった頃に小舟で流れ着き、悲しい死を遂げた人が祭られていると言い伝えられます。四十二段の石段の上に、海を見守るように小造りの社が建ち、境内からは斎灘(いつきなだ)と小安居島がよく見えます。
左手に海を見ながら木々の間の石段を登ると、ひっそりとある観音堂は、文政4年(1821年)、郡代官広橋修が港を築くにあたり祭った観音像を安置するため創設されました。傍らの墓所にはその昔、恋人を待ちわびて海に身を投げたという遊女みどりの墓があります。高さ35センチメートルほどの墓石が住人により守られており「俗名みどり 天保二年卯年六月二日」と読み取ることができます。
無人島だった安居島に、文化14年(1817年)浅海村から大内金左衛門をはじめに開拓者が入植し、港を整備しました。その後立ち寄る漁船や商船が増え、多い時には一年で三千五百の船が寄港したという安居島発展の礎を今に伝えています。集落の東端にあります。
港からすぐ近くの静かで美しい砂浜が広がるビーチで、東側には大きな岩が積み重なってユニークな景観を作り出しています。夏には地引網のイベントも開催されます。港近くにコインシャワー、トイレがあります。
安居島の特産品で、地域の男性が手作業で収穫、加工は女性が行っています。一本一本手選別したひじきは粒が揃い、濃厚な味と豊かな磯の香りが特徴です。品質に定評があり、通信販売のほか県内外の旅館・ホテルで使用されています。乾燥ひじきと釜あげ真空パックがあります。
(安居島ひじきクラブ 電話 089-992-0567)
安居島全景
集落ののどかな道
安居島ビーチ
波が作りだした自然の彫刻
観音堂へ
大きな岩がある浜辺
姫坂神社から見える小安居島
※予約すれば地区集会所に宿泊できます。1泊 3,000円で炊事場、寝具があります。
連絡先 089-992-0567(佐伯)
北条港安居島港 運賃 大人 840円 小人 420円
問い合わせ 有限会社 新喜峰 電話 090-1174-2995
安居島港発 | 北条港発 | |
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月曜日・火曜日・木曜日・金曜日・土曜日・日曜日 | 8時00分 | 16時00分 |
水曜日 | 8時00分、15時00分 | 11時00分、16時00分 |
毎月第一土曜日 | 8時00分、15時00分 | 13時00分、16時00分 |
安居島港発 | 北条港発 | |
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月曜日・火曜日・木曜日・金曜日・土曜日・日曜日 | 8時00分、15時00分 |
10時00分、16時00分 |
水曜日 | 8時00分、15時00分 | 13時00分、16時00分 |
1月1日~1月3日は次のとおりです。
1月1日は安居島発8時00分の便のみ運航
1月2日は全便運休
1月3日は北条発16時00分のみ運航
上記記載以外にも貸切運航有り
JR松山駅伊予北条 JR予讃線 約30分 大人360円 小人180円
伊予北条北条港
北条港までは、伊予北条駅から徒歩約15分。
詳しい時刻表はこちら<外部リンク>
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