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RSウイルス感染症は、主に2歳以下の乳幼児を中心に流行する呼吸器感染症です。例年冬季に報告数のピークがみられ、夏季は報告数が少ない状況が続いていましたが、2011年以降は7月頃から増加傾向がみられるようになっています。
県内の定点当たり報告数は、第21週0.4人から第22週0.3人と横ばいで推移しています。
地域別にみると、四国中央保健所で多い状態です。
この疾患は、2歳以下の乳幼児を中心に流行し、発熱や鼻汁、咳などが主な症状ですが、時に肺炎などを起こすことがあります。
乳幼児で激しい咳、痰が絡んだ咳や息苦しそうな様子がみられたら、早めに医療機関を受診してください。
感染予防のため、咳などの症状のある方はマスクを着用し、手洗いを励行しましょう。乳幼児がいるご家庭や保育園などの集団生活では、ドアノブ、手すり、おもちゃなど、手が触れる場所の消毒(アルコール消毒など)が有効です。
【咳エチケット】
区分 | 愛媛県 | 保健所別(各保健所の管轄市町) | |||||||
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四国中央 | 西条 | 今治 | 松山市 | 中予 | 八幡浜 | 宇和島 | |||
定点当たり患者報告数 |
22週 |
0.3人 |
1.0人 |
0.2人 |
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0.3人 |
0.5人 |
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0.3人 |
21週 |
0.4人 |
1.0人 |
1.3人 |
0.2人 |
0.2人 |
0.3人 |
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20週 |
0.7人 |
3.3人 |
1.0人 |
0.2人 |
0.5人 |
0.3人 |
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0.3人 |
RSウイルスの感染によって発生する呼吸器感染症です。
発熱や鼻水、咳などの上気道炎症状が2、3日続いた後、肺炎症状を引き起こして重症化する場合があります。潜伏期間は4、5日であり、その後発症して1週間から10日程度症状が続きます。
生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%が感染しますが、免疫ができにくいため、何度でも感染します。新生児、乳幼児や免疫の弱った方が重症化しやすく、年長児や成人では重症化することはあまりありませんが、感染源となるので注意が必要です。
原因ウイルスが鼻やのどの分泌物に排出され、それらが付着した手指や物(ドアノブ、手すり、おもちゃなど)を介して感染する接触感染や、咳やくしゃみなどによる飛沫感染が中心です。
接触感染を防ぐため、外出後や食事の前など、液体せっけんを使用したこまめな手洗いを励行しましょう。年長児や成人は、感染しても症状が軽いため、知らないうちに乳幼児への感染源となっている場合があります。特に乳幼児がいるご家庭や、保育園などの集団生活では、手洗い、咳エチケットなどを励行してください。また、ドアノブ、手すり、おもちゃなど、手が触れる場所の消毒(アルコール消毒など)も有効です。