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夏の感染症流行状況(2018年)

ページID:0006793 更新日:2023年1月5日 印刷ページ表示

夏季に流行する、咽頭結膜熱(プール熱)手足口病ヘルパンギーナ(夏かぜの一種)は、患者の鼻やのどの分泌物のほか、便、水泡内容物によって感染が広がります。

液体せっけんと流水を用いた手洗いを励行し、タオルやコップの共用は避けましょう

県内の発生状況 2018年第48週(11月26日から12月2日)

咽頭結膜熱(プール熱)

咽頭結膜熱の定点あたり報告数は、第47週0.3人、第48週0.5人と横ばいで推移しています。

地域別にみると、今治保健所でやや多い状態です。

感染経路は、咳やくしゃみなどの飛沫感染と、ウイルスが付着したタオル、ドアノブ等を介した接触感染が中心です。また、この疾患は、別名「プール熱」と呼ばれており、プールで感染が拡大することがあります。

液体せっけんと流水を用いた手洗いを励行し、タオルやコップの共用は避け、水泳前後はシャワーや手洗いを念入りに行いましょう。

咽頭結膜熱(プール熱)週別発生動向(過去5年との比較)

咽頭結膜熱(プール熱)保健所別発生動向

咽頭結膜熱 定点当たり報告数の推移
区分 愛媛県 保健所別
四国中央 西条 今治 松山市 中予 八幡浜 宇和島

定点当たり患者報告数

48週

0.5人

 

 

1.0人

0.8人

0.5人

 

0.3人

47週

0.3人

 

 

1.0人

0.4人

0.3人

0.5人

 

46週

0.3人

 

 

0.4人

0.6人

0.3人

0.3人

 

報告がない場合は空欄となっています。

手足口病

手足口病の定点あたり報告数は、第47週0.6人、第48週0.6人と横ばいに推移しています。

液体せっけんと流水を用いた手洗いを励行するとともに、タオルやコップの共用を避けるなど、感染予防に努めましょう。

本疾患は、コクサッキーウイルスA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスが主な原因となり、基本的に予後が良好な疾患です。しかし、EV71は急性髄膜炎や急性脳炎などの中枢神経合併症の発生率が他のウイルスより高いことが知られており、注意が必要です。(手足口病に関するQ&A 厚生労働省ホームページ<外部リンク>

今年の感染症発生動向調査では愛媛県内でコクサッキーウイルスA16(CA16)が多く検出されています。

手足口病週別発生動向(過去5年との比較)

手足口病保健所別発生動向

手足口病 定点当たり報告数の推移
区分 愛媛県 保健所別
四国中央 西条 今治 松山市 中予 八幡浜 宇和島

定点当たり患者報告数

48週

0.6人

 

0.8人

1.4人

0.6人

0.5人

0.5人

 

47週

0.6人

 

0.2人

1.2人

0.5人

1.0人

1.0人

0.5人

46週

0.9人

 

0.6人

2.2人

0.5人

1.5人

1.8人

 

報告がない場合は空欄となっています。

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナの定点あたり報告数は、第47週0.4人、第48週0.2人と横ばいで推移しています。

この疾患は、患者の鼻やのどの分泌物、便などに含まれるウイルスの経口・飛沫・接触感染によって起こる感染症です。

液体せっけんを用いた手洗いを励行し、タオルやコップの共有は避けるなど感染予防に努めましょう。

この疾患は、重症化することはほとんどありませんが、口内炎によるのどの痛みから水分が取れず、脱水症状を起こすことがあります。こまめな水分補給を心がけましょう。まれに髄膜炎や脳炎などを併発することがありますので、発熱以外に頭痛、嘔吐などの症状が出現した場合は、十分注意しましょう。

ヘルパンギーナ週別発生動向(過去5年との比較)

ヘルパンギーナ保健所別発生動向

ヘルパンギーナ 定点当たり報告数の推移
区分 愛媛県 保健所別
四国中央 西条 今治 松山市 中予 八幡浜 宇和島

定点当たり患者報告数

48週

0.2人

 

0.8人

0.2人

0.3人

 

 

 

47週

0.4人

1.7人

0.2人

0.2人

0.6人

0.3人

0.3人

 

46週

0.6人

2.0人

 

1.6人

0.4人

0.3人

0.3人

 

報告がない場合は空欄となっています。

参考

咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナに関するホームページ


AIが質問にお答えします<外部リンク>