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夏の感染症流行状況(2016年)

ページID:0006791 更新日:2022年1月6日 印刷ページ表示

夏季に流行する、咽頭結膜熱(プール熱)手足口病ヘルパンギーナ(夏かぜの一種)は、患者の鼻やのどの分泌物のほか、便、水泡内容物を介して感染が拡がります。

液体せっけんを用いた手洗いを励行し、タオルやコップの共用は避けましょう

県内の発生状況 2016年第51週(12月19日から12月25日)、第52週(12月26日から1月1日)

咽頭結膜熱(プール熱)

咽頭結膜熱の定点当たり報告数は、第51週0.1人、第52週0.1人と散発の状態です。

感染経路は、咳やくしゃみなどの飛沫感染と、ウイルスが付着したタオル、ドアノブ等を介した接触感染が中心です。また、この疾患は、別名「プール熱」と呼ばれており、プールで感染が拡大することがあります。

液体せっけんを用いた手洗いを励行し、タオルやコップの共用は避け、水泳前後はシャワーや手洗いを念入りに行いましょう。

咽頭結膜熱(プール熱)週別発生動向(過去5年との比較)

咽頭結膜熱(プール熱)保健所別発生動向

手足口病

手足口病の定点当たり報告数は、第51週0.8人、第52週0.7人と横ばいで推移しています。

液体せっけんを用いた手洗いを励行するとともに、タオルやコップの共用を避けるなど、感染予防に努めましょう。

本疾患は、コクサッキーウイルスA16(CA16)、CA10、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスが主な原因となり、基本的に予後が良好な疾患です。しかし、EV71は急性髄膜炎や急性脳炎などの中枢神経合併症の発生率が他のウイルスより高いことが知られており、注意が必要です。(手足口病に関するQ&A 厚生労働省ホームページ<外部リンク>

 

手足口病週別発生動向(過去5年との比較)

手足口病保健所別発生動向

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナの報告数は、第51週2人、第52週2人と散発の状態です。

この疾患は、患者の鼻やのどの分泌物、便などに排泄されるウイルスが、経口・飛沫・接触などによりヒトからヒトに感染します。

例年夏を中心に流行しますので、液体せっけんを用いた手洗いを励行し、タオルやコップの共有は避けるなど感染予防に努めましょう。

この疾患は、重症化することはほとんどありませんが、口内炎によるのどの痛みから水分が取れず、脱水症状を起こすことがあります。こまめな水分補給を心がけましょう。まれに髄膜炎や脳炎などを併発することがありますので、発熱以外に頭痛、嘔吐などの症状が出現した場合は、十分注意しましょう。

 ヘルパンギーナ週別発生動向(過去5年との比較)

ヘルパンギーナ保健所別発生動向

参考

咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナに関するホームページ


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