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動くハザードマップ開発事業

ページID:0098067 更新日:2025年1月31日 印刷ページ表示

 地球温暖化による大気水蒸気量の増加に伴い、大雨災害の激甚化が危惧されています。平成30年豪雨災害においても、地球温暖化に伴う気温の上昇と水蒸気量の増加が影響を及ぼしたと考えられています。今後も自然災害の増加が見込まれており、その備えが喫緊の課題となっています。
 大雨災害の被害を低減させるためには、早めの避難が効果的です。そこで、マイ・タイムラインの作成を支援するツールとして、洪水氾濫による浸水被害等の発生前後の状況を時系列に沿ってシミュレーションできる「動くハザードマップ」を愛媛大学防災情報研究センターに委託し、開発しました。このシステムは、本県の気候変動適応センターが実施する普及啓発活動等で活用され、自然災害に対する「適応策」として被害の軽減を目指しています。

※マイ・タイムライン:風水害の発生に備えて、自分自身がとる標準的な防災行動を時系列的に整理した、一人ひとりの防災行動計画のこと。(マイ・タイムライン -防災ポータルサイト[愛媛県]
※ハザードマップ:洪水・土砂災害・高潮・津波等により発生が見込まれるリスク(浸水等)の内容、場所、被害の程度(浸水深等)を地図上に示したもの。(各市町の防災マップ -愛媛県庁公式ホームページ

「動くハザードマップ」の概要

 既存の浸水想定等に基づき、使用者が自宅や避難所の位置・避難のタイミング・避難経路等を設定することで、災害発生時からの浸水状況(浸水域、浸水深等)の変化が時系列に沿ってマップ上で表示され、避難のタイミングや避難経路等が適切か否かを確認することができます。また、設定が適切でなかった場合は再試行して適切な条件を見つけることが可能となります。

動くハザードマップ利用のフロー図

 

動くハザードマップのイメージ(避難が失敗する様子)
動くハザードマップ(シミュレーションで避難に失敗する様子[黒ピンが避難者])

普及啓発活動

令和5年度気候変動適応センターワークショップ~動くハザードマップを体験しよう~
・新居浜市立金子小学校(令和5年12月4日)
・宇和島市立天神小学校(令和5年12月13日)

令和6年度気候変動適応センター「防災ワークショップ」
・松山市立椿小学校(令和6年10月21日)
・松前町立岡田小学校(令和6年11月13日)

 

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