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基本目標2 目指すべき3つの社会の実現
健全で恵み豊かな環境を将来の世代へつないでいくうえで、私たちが直面している環境の危機に向き合わなければなりません。それは、大きく分類すると、地球温暖化の危機、資源の枯渇の危機、生態系の危機の3つの危機に分けられます。
私たちはこれらの危機を克服するため、これまでの行動やライフスタイルを変革させ、「低炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の3つの社会の実現に取り組むことが必要です。
基本方針1 地球温暖化対策の推進と低炭素社会の実現
施策の展開
- 地球温暖化防止対策の総合推進
- 県民運動による対策の推進
- 県自らの率先行動の推進
- エネルギー消費の少ないライフスタイルへの転換
- 家庭における温暖化防止対策の推進
- 省エネ住宅、家電等の普及拡大
- 次世代自動車の普及促進
- 公共交通機関の利用促進
- 低炭素型のビジネススタイルの実現
- 温室効果ガス排出量の適正な把握の促進
- 省エネルギー化の推進
- エコドライブの推進
- 自転車によるエコ通勤の推進
- 環境マネジメントシステムの導入支援
- 国内排出量取引制度、カーボン・オフセット等の普及促進
- 再生可能エネルギーの転換促進
- 小水力・バイオマス発電等の導入促進
- 地域特性を活かしたバイオマスの利用促進
- 太陽光、風力などの自然エネルギー等の導入促進
- 低炭素社会の実現に向けた環境負荷の少ない地域づくり
- CO2吸収源としての森林整備等の推進
- 地域環境の整備
- 地球温暖化への適応の取組
- 適応策の方向性の検討と適応に関する意識の向上
- オゾン層保護対策
- オゾン層保護対策の推進
環境指標
項目 |
現状 |
目標 |
備考 |
---|---|---|---|
県内の温室効果ガス総排出量 |
23,380千tCO2(H24) |
16,221千tCO2(H32) |
平成28年度以降改定予定の「愛媛県地球温暖化防止実行計画」において、新たな目標値を設定する予定 |
県内バイオディーゼル燃料生産量 |
573キロリットル(H25) |
904キロリットル(H33) |
項目 |
現状 |
目標 |
備考 |
---|---|---|---|
LED信号機の設置率 |
46.6%(H27) |
70.0%(H31) |
|
ノーマイカー通勤登録者数 |
3,363人(H26) |
現状より増加(H31) |
|
地球温暖化防止活動推進員数 | 56人(H27) | 100人(H31) |
基本方針2 環境への負荷が少ない循環型社会の実現
施策の展開
- 3Rの推進
- 3R活動の普及啓発
- リデュース(発生抑制)の推進
- リユース(再使用)の推進
- リサイクル(再生利用)の推進
- 廃棄物の適正処理の確保
- 適正処理の確保と不適正処理の防止
- 適正な処理施設の確保
- 災害廃棄物の適正処理
環境指標
項目 |
現状 |
目標 |
備考 |
---|---|---|---|
一般廃棄物の1人1日当たり排出量 |
911g(H25) |
856g(H27) |
平成28年度改定予定の「えひめ循環型社会推進計画」において、新たな目標値を設定する予定 |
一般廃棄物のリサイクル率 |
18.4%(H25) |
25.0%(H27) |
〃 |
項目 |
現状 |
目標 |
備考 |
---|---|---|---|
資源循環優良モデル認定件数 |
122モデル(H26) |
現状より増加(H31) |
基本方針3 生物多様性の保全と自然共生社会の実現
施策の展開
- 豊かな自然環境の保全と適正な利用の促進
- 自然公園等の適正な保護と利用の促進
- 環境と調和したエコツーリズム等の推進
- 生物多様性の保全と適正管理
- 生物多様性の保全
- 特定鳥獣の適正管理や外来生物対策の推進
- 魅力ある里地・里山・里海づくり
- 里地・里山・里海の環境整備
- 地域活動の支援
- 新たな魅力創造の支援
- 集落環境の整備と定住の促進
環境指標
項目 |
現状 |
目標 |
備考 |
---|---|---|---|
森林公園利用者数 |
98,392人(H26) |
100,000人(H30) |
|
平成28年度改定予定の「生物多様性えひめ戦略」において新たに設定する指標から追加する予定 |
項目 |
現状 |
目標 |
備考 |
---|---|---|---|
特定希少野生動植物保護区の指定数 |
6地区(H26) |
8地区(H31) |
|
民有保安林の指定面積(再掲) | 108,823ヘクタール(H26) |
109,702ヘクタール(H30) |
|
農地や農業用水などの保全活動に取り組む |
14,800ヘクタール(H26) | 22,700ヘクタール(H30) |