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新型コロナウイルスの感染の確認(2月24日公表分)等に関する記者発表の要旨について

ページID:0017299 更新日:2021年2月25日 印刷ページ表示

日時:令和3年2月24日(水曜日)15時00分~15時39分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 昨日は県内で新たに1名の陽性者が確認されております。内訳は既存1事例で1名、新規はゼロでございます。陽性が確認された方に対して、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 本日は5点、ご報告事項がございます。まず今治市のクラスターをはじめとする事例の進捗状況が一つ目。二つ目は特別警戒期間の今後の見通しについて。三つ目は外国人の相談窓口について。四つ目はワクチン接種の進捗について。五つ目は自殺相談体制の強化についてでございます。

 まず、昨日の検査結果でございます。昨日は衛生環境研究所の行政検査等は18件行われておりまして、その中で1件の陽性が確認されました。一方で1週間に1度、金曜日に集計されるかかりつけ医の先生方による抗原検査等はだいたいおそらく昨日も180件程度は行われていると思いますが、そちらからの陽性連絡はゼロでございます。なお、本日は陽性確認が1名だけでございますので、年代・性別等は今日の段階では公表せず、今後の陽性者の数がある程度まとまった段階で、後日あらためて統計的な整理を行って公表することとさせていただきます。

 それでは各事例の進捗状況でございますが、まず封じ込め事例でございますが、松山市保健所の1事例、これについては関係者の健康観察も無事終了しましたので、この事例から感染が拡大する恐れはないということで封じ込めに入れさせていただきます。この事例、14名の陽性が確認されておりますが、それは1カ所での陽性確認ではございませんので、クラスター認定はしていません。家庭内であるとか職場内であるとか、いろんな所に分かれての複数の場面による感染確認でございます。それぞれ丁寧に追い掛け・検査・調査を続けてきましたが、囲い込み後の広がりは見られませんでした。先ほど申し上げましたように濃厚接触者の健康観察まで終了ということでございます。

 次に囲い込み事例でございます。まず一つ目はですね、今日、この今治保健所の1事例は、現時点で調査・検査が関係者終了しておりますので、これからは健康観察等の調査に入ってまいりますので、新たに囲い込み事例に入れさせていただきます。

 もう一つ、あえて星印を付けていますが、271事例目、これは昨日は、検査は行われていないんですけれども、四国中央市の高齢者施設のクラスターでございます。この進捗状況について報告をいたします。これまでに49人の陽性が確認されておりますが、2月18日および19日に公表しました陽性確認を受けまして、職員および入所者の約130名を再検査し、全員の陰性が確認されております。そして、その後は症状が出た方もおられません。現時点では施設内での感染の広がりはなく落ち着いている状況でございます。これまでに477(人)、延べ人数で検査が行われてまいりました。今後とも引き続き丁寧な健康観察を行い、もし何かあった場合は速やかに、また検査実施できるよう施設側の全面協力も得ていますので、封じ込めに向けて全力で対処していきたいと思いますので、特に四国中央市の皆さん、冷静に受け止めていただきたいと思います。

 次に調査中事例でございます。まず317事例目。こちらは「仕事関係クラスター・今治市」でございます。2月17日の検査で国外から来県された7名の陽性が確認されて以降、この事例の関係では、その後2月20日から22日にかけて5名の陽性が確認されました。ただ、昨日はさらに4名の検査が実施されましたが、陽性者は出ておりません。そこで最初の7名プラスその後の5名の12名が陽性確認となっております。保健所が幅広かつ詳細に行っている関係者調査などに対しましては、企業はもう全面的に協力をいただいております。地域の感染拡大を防ぐために多大な協力をいただいており感謝を申し上げます。現時点で最初の陽性確認を受けての濃厚接触者の囲い込みに向けた調査、これにつきましてはおおむね完了をしつつあります。ただそうは言っても、県外を含め多数の方が出入りする職場であること、また生活上の接触が避けられない宿舎での共同生活であることなど、複数の感染経路が想定されます。国外からの持ち込みの可能性も極めて低いんですが、完全には排除できないことから、保健所では予断を許さずに引き続き幅広な調査・検査を行っております。県民の皆さんにおかれましては、今言ったような全体の姿を受け止めていただき、過度に不安を抱くことなく受け止めていただきたいと思います。そして、何度も申し上げてきたことですけれども、感染者等に対する誹謗(ひぼう)中傷、そして感染者探し、こういったような行動は何の意味もありません。むしろ感染拡大防止に支障を来すということにつながります。引き続き、これは申し上げなければなりません。そういう方がまだ散見されるということでございます。このような振る舞いには皆さん決して関与せずに、一人一人が日常生活の上で感染回避行動を行うことに集中していただくということが何よりも重要でございますので、その点注意を向けていただきますようお願い申し上げます。

 次に322事例目、今治保健所の別のケースでございます。昨日はこの関係で5名の検査を実施し、1名の陽性が確認されております。昨日1名が確認されています。今日(公表)の1名でございます。まだこの事例は、引き続き囲い込みに向けて調査が進められている段階でございますので、それぞれの潜伏期間等々も考慮しながら、今後の継続調査、そして検査へとつなげて囲い込みに全力を尽くしてまいります。ということで、昨日は新規事例は確認されておりません。

 次に入退院の状況でございますが、現在、医療機関に入院されている方は1名増えて27名でございます。重症者は変更がございません。お一人だけでございます。宿泊療養施設も変更がございません。9名でございます。自宅療養の方も変更がございません。3名のみでございます。そして、退院された方も昨日は変更ございませんでした。

 さて今日はですね、もう一つ大事な報告がございまして、先般ご説明したとおり、県の衛生環境研究所において変異株、これは確定調査までには至りませんけども、スクリーニング調査、その変異株の可能性の有無を探知するスクリーニング検査の体制を整えているところでございます。2月以降の陽性事例について、1月までは全く変異株に当たるものがありませんでしたが、2月以降の陽性事例についてスクリーニング検査を実施しましたところ、変異株の可能性が高い事例が複数確認されましたので、ご報告をさせていただきます。この段階では、ここは大事なとこなんですが、確定ではございません。スクリーニング検査の段階でございます。確定には国との協議や分析が必要となります。だいたい1週間ぐらいだと思いますけども、一定の期間を要します。県民の皆さんへの注意喚起の観点から、現段階で可能性があるということを公表することといたしました。どの事例か、あるいは変異株の可能性がある陽性者に関する情報などは、まだこの時点で確定しておりませんので、結果確定後、公表可能な内容を精査する必要があり、現時点での言及は差し控えます。ただし、2月以降に発生した事例であるということ。それから今治市内で発生した複数の事例がありますが、この事例間の関係は現在調査中であるということ。それから保健所の調査において、変異株の可能性がある事例の陽性者の行動歴等に関しましては、不特定多数との接触は全員確認をされていないということ。この3点については、この段階でご報告をさせていただきます。くどいようですが、2月以降に発生した事例。今治市内で発生した複数の事例ではありますが、事例間の関係は調査中であるということ。それから変異株の可能性のある事例の陽性者の行動の中では、不特定多数との接触は確認されていないということ。このことだけは報告をいたします。重ねて申し上げますが、現時点では変異株と確定したわけではございません。また変異株の可能性のある方を含め、保健所において陽性者の接触者調査および検査をその後もずっと実施しておりますが、現時点で地域への感染の広がりは確認されておりません。そのことも申し添えさせていただきます。極めて専門的な話も入ってまいりますので、今日は衛生環境研究所の四宮所長、同席していただきました。今回の変異株スクリーニング検査、この検査の中身も含めてですね、コメントがあればお願いしたいと思います。

 

(衛生環境研究所長)

 ただ今、知事の方からご説明があったとおり、今治市内の複数の事例で変異株の可能性が高い検査結果が生じました。変異株に関しましては、従来、国立感染症研究所の方でゲノム解析といって、遺伝子を全部解読するということでやっていたんですけども、日本でもイギリス変異株が見つかりましたので、全国の地方衛生研究所でイギリス株、それから南アフリカ株、ブラジル株に共通の501番目のアミノ酸の変位を検出できるリアルタイムPCR系が、地方衛生研究所で1月下旬に可能になっております。それを用いて1月、非常に愛媛県で多数発生したところの99例について、まず(検査を)行いましたけども、全て陰性でございました。今回2月以降に今治で発生した事例について、スクリーニングをしたところ、複数の症例で変異株の可能性が高い、そういう結果が得られたということですのでご報告させていただきます。

 知事からも説明がありましたけども、これは手続き的には感染研(国立感染症研究所)の方でゲノム解読に基づいて詳細検査の後に確定するということになっていますので、現時点では(変異株である)可能性が高いということにとどめていただきたいというふうに思います。それからゲノム解析することで、イギリス、南アフリカ、ブラジルというどのタイプかということも決定することになります。私からは以上です。

 

(知事)

 (四宮所長には)後ほどレクの方にも出席いただきますので、何かさらなる詳細のご質問があったらよろしくお願いいたします。

こうしたことも踏まえて、今治市民の皆さん、基本的な感染回避行動の徹底と確認、特に体調に異変を感じたら休んでいただくということ。無理して出ないということ。そしてかかりつけ医の先生に連絡をし、その指示に従って診察ないしは検査を受けていただくということ。このことを特に注意深く実施していただきますように、くれぐれもよろしくお願いいたします。

 次に、特別警戒期間の見通しについてでございます。新型コロナの感染者数は全国的に減少傾向が続いておりまして、ニュース報道によりますと、緊急事態宣言下にある愛知県や関西3府県の知事は、今月末での宣言解除を政府に要請したところでございますが、一方で、首都圏の1都3県をはじめ多くの特定都道府県では医療提供体制の指標がまだステージ4・ステージ3から改善し切っていないという状況でありますので、まだまだ安心できる状況に至っているわけではないと考えます。本県でも、新規事例の発生は散発的となりまして、特に県内の感染事例の7割以上を占めていた松山市での陽性確認が減少したことで、医療提供体制への負荷も、一時に比べれば随分と改善されてまいりました。関係者の皆さん、全ての皆さんのご努力に感謝を申し上げたいと思います。ただ、このところ入院患者数の微増傾向は皆さんもご案内のとおりでございます。また今回の変異株疑いも含め、今治市の感染状況など、なお注意を要する点は継続しておりまして、いま少し、警戒を続ける必要性を感じております。先般の会見でもお伝えしたとおり、3月7日までの特別警戒期間の前倒し解除につきましては、毎日毎日情勢が変わってまいりますので、日々検討を続けておりますが、政府の緊急事態宣言の取り扱いや近隣県の警戒レベルなども見据えながら、県内の感染状況の推移をもう少し見極めて考えたいと思っています。

 次に本日の3点目、外国人の相談窓口についてでございます。今回今治市で発生したクラスター事例において、仕事の都合で来県されていた海外の方から、複数の陽性者が確認されました。本県ではアジア諸国をはじめ多くの国から来られた約1万4千人の方々が暮らしていますが、この機会に外国人の方々の相談窓口について、これはこれまでもやっていたんですが、あらためて説明させていただきたいと思います。パネルでございます。

 まず1番目、愛媛県外国人相談ワンストップセンターでございます。愛媛県の国際交流センター内に、外国語での相談に対応できる外国人相談ワンストップセンターを設置しています。もう既にずっと設置しております。外国人の方々の体調が悪いとき、また医療機関の受診に関すること、コロナに関すること、生活上の困り事や分からないことについてお答えするようになっておりますので、こちらが電話番号になります。「080-4783-5253」。こちらの方で、月曜日から土曜日の9時から17時まで。言語は英語、中国語をはじめ18言語に対応しておりますので、安心して何かありましたらこちらの方に外国人の方、連絡をいただけたらというふうに思います。

 次に2番目でございます。受診相談センター、コールセンターでございます。先ほどのはワンストップセンターでございます。こちらは一般的なコールセンター。外国人の従業員等に発熱の症状等があり、コロナの感染が心配される場合には、日本語ができる外国人や事業主の方は、まずはかかりつけ医にご相談していただきたいと思います。かかりつけ医がおられない場合は、24時間対応の受診相談センター、コールセンター、こちらの方に連絡をいただけたらと思います。電話番号は「089-909-3483」になります。24時間対応で受け付けています。こちらは日本語が必要でございます。こちら(外国人相談ワンストップセンター)は18言語に対応しているということでございます。

 また、先日、県中小企業団体中央会の方に連絡をいたしまして、そこを通じて技能実習生監理団体、受け入れ企業や実習生に対して、易しい日本語や母国語による感染予防啓発チラシの配布、それから私から県民の皆さんへの感染状況や感染回避行動の要請等の手紙について、外国語で翻訳をし、随時公表・送付しているところでございますが、さらに念のため、今治の件を引き金にあらためて注意喚起を再度行わせていただきました。そのことをご報告させていただきます。

 次に4点目でございます。ワクチン接種のスケジュールに関するご報告でございます。16日の会見で国からワクチンが想定どおり供給されるということを前提にした、愛媛県の今後のワクチン接種の大まかな日程等について発表をさせていただきました。その中では、医療従事者については3月中旬から6週間程度で実施、住民接種は市町によって異なりますが、4月1日以降に高齢者から開始、順調に進めば6月下旬以降には一般住民への接種が始められるのではないかという想定スケジュールをお知らせしたところでございます。

 しかし、皆さんも全国ニュースでご案内のとおり、このたび、その後、(新型コロナウイルスワクチン接種)担当の河野大臣から4月まではワクチン供給が限られる見通しとなったことなどから、今週中にもあらためて今後のスケジュールを示すという発言がございました。中身はこれからでございます。しかし、その話の中身からワクチン供給の見通しが大幅に変更される可能性が高い、おそらくそうなるでしょう。そうしたことから、先ほど申し上げた、先に発表した県内の想定スケジュールは実現が困難になります。元々(ワクチンが)来るというのが来ないわけですから、想定スケジュール全てがもう1回、見直さなければならないという状況に立ちいっています。今後の国の発表が今週中に出ると言われていますので、それを踏まえて県では計画を根本から見直さざるを得ないというふうに考えております。

 当面、国からは優先接種の対象となる本県の医療従事者等、現時点で約5万3千人の希望者がいるということで報告させていただきましたが、それに対して第1弾の配送として約1万2千人分のワクチン供給が国から示されまして、3月から配送される見通しであるということでございます。これでまずはやらなければなりませんので、まずは新型コロナ患者を受け入れていただいている重点医療機関等の方々を優先して接種を展開していく考えでありまして、現在、関係者のご理解とご協力をいただきながら準備・調整を進めているところでございます。一方で残る4万人、この第1陣ですね、この後4万人余りに充てられる第2弾以降の供給については、この段階で見通しは立っておりませんので、当初の6週間の接種完了は難しいというふうに思います。国に対し、あらためて確実で速やかな情報提供を、準備の都合もありますので強く求めるとともに、全国知事会を通じて国の全額費用負担と地域の実情を踏まえた柔軟な対応を重ねて要請し続けていきたいと思います。

 最後に、自殺相談体制の強化についてでございます。昨年7月以降、全国的な傾向として自殺者の増加が報告をされています。本県でも昨年6月までは実は減少傾向にあったんですけれども、7月以降は一転して増加傾向に転じています。特に、11月と12月の自殺者は前年と比較すると大幅に残念ながら増加している状況でございます。また、例年3月は年間を通して自殺者が増加する時期となります。早期に自殺者の増加に歯止めをかけるため、3月1日から3月31日までの自殺対策強化月間に合わせまして、相談体制を強化いたします。

 内容としましては2点ございまして、電話による相談窓口をフリーダイヤル化すること。もう一つ、新たにSNSを活用した相談体制を整備するものであり、どちらも3月1日月曜日から運営を開始いたします。

 まず一つ目、電話相談窓口としてのフリーダイヤル「こころといのちのほっとダイヤル」を開始いたします。平日の夜間や休日にも対応するもので、相談時間については、平日は17時から翌朝の9時までの深夜帯です。そして、休日については24時間対応を予定しています。これまでも同様の時間帯で電話相談窓口を開設してまいりましたが、フリーダイヤルとなりますので番号が変わります。通話料を無料化して、より利用しやすい体制に改めることといたしました。フリーダイヤルですから(番号は)「0120-188-556」ということになりますので、お悩みの方はもう躊躇(ちゅうちょ)することなく、こちらに連絡をいただけたらというふうに思います。

 二つ目は、新たにSNSを活用した相談体制として、「こころといのちのライン相談」を開始いたします。全国的に若者の自殺が増加傾向にあることや、対面や電話でのコミュニケーションが苦手な方にも対応するため、LINEを利用した相談窓口を開設いたします。相談時間はこれまでの相談実績の傾向から、ちょっとこれは日曜日と水曜日と木曜日の3日間、週3日でございまして、いずれも18時から22時までとしています。この時間にLINEを活用して相談を寄せていただけたらというふうに思います。

 自殺に至るまでの背景としては、必ずしも一つの理由ではなく、経済状況、健康問題などさまざまな要因が重なり合っていることが多いと言われています。外出自粛などの影響等により、人との接触や会話する機会が減少する中、悩みや不安を一人で抱えてしまうようなそういう傾向が拡大している可能性がございます。新型コロナの収束にはまだまだ時間を要すると思います。不安な気持ちを持つことは誰にでもある状況でございます。決して一人で抱え込まないで、こういった公の相談窓口も、あるいは周囲の方々もいらっしゃる方はそうした方々にぜひ相談したりですね、こうしたものを利用していただきたいなというふうに思います。

 こうした観点からですね、特にコロナにおいて目立っているのが根拠のない不安をあおるような情報発信をいまだにし続けている人たちが残念ながらいらっしゃいます。こうしたようなことがですね、何らかのかたちで目に入ったり、また、人を通じて耳に入ったりして根拠もないのに、また、そこまで過剰に反応する必要もないのに人々の心に浸食をして、思い悩んでいる人を生んでいく。そういうことにつながっているということもですね、ぜひ投稿されている方々には申し上げたいと思います。そして、それでもやめられない人がいるんでしょう、一般の皆さんには決してそういった声に、あるいは情報に惑わされないように気を付けていただきたいというふうに思います。一番大事なことは、いま自分に一人一人に何ができるのか何をすべきか、それはもう感染回避行動に尽きるということをずっと申し上げ続けてきましたが、そのことを心からお願い申し上げたいと思います。以上です。

 

(テレビ愛媛)

 変異株の可能性、疑いがある事例があったということだが、地域での感染の広がりは。

 

(知事)

 今のところ見られないです。

 

(テレビ愛媛)

 ただ感染力が強いというと。

 

(知事)

 そう言われていますけども、その関係もどんどんどんどん検査、接触の確認があったところはどんどん検査をやっていますし、また関係するところでも自主検査もどんどんやっていますから、その中でも見られていないという状況でございます、今の段階ですけどね。

 

(あいテレビ)

 今回スクリーニング検査を、変異株の関係ですが、今治でやられたというのは何か、どういった理由が。

 

(知事)

 いや、衛生環境研究所で必要なものはどんどんやっているということなんですけども、後でレクチャーがあると思いますが、ウイルス量がそもそも少ないとスクリーニング検査が判定できないということもあって、ある程度やれる事例というのは限られてくるケースもあるそうです。特に、今回は外国から来られた方もいらっしゃいましたし、一応ですね、その国から持ち込まれたという可能性は極めて低いと思います。前も申し上げましたように出国時の検査、日本に入国した時の検査、それからしっかりとルールを守って2週間待機、症状なしと。決められたことはきちんとやった上でのお仕事ですから、またその国で発生事例もないということでありますから、だから、いろんな方の出入りの中でということの方が可能性としてはあろうかと思いますけども、そういった事例の中で2月以降これはというところについて、衛生環境研究所の方で判断し、スクリーニング検査が実施されたと。何も今治だけをという観点ではございません。

 

(読売新聞)

 今の変異種のところで、まだスクリーニング段階で可能性論でしかないという話ではあるが、知事としてのこれの可能性が高いことに対する受け止めと、もしこれが変異種だった場合に、どのように県民には受け止めてほしいのかというのがあれば。

 

(知事)

 そうですね。変異株であるからどうだという話に矮小(わいしょう)化されてしまうとですね、社会不安がいたずらに拡大する恐れもあるので、そうではないんですよね。他のこれまでの株と比べると専門家の、証明されているかどうかも私も分かりませんけれども、感染力が若干高いんではないだろうかというようなことを言われていますので、ただ対策は全く変わらないわけですよね。うつらないよう自己防衛をすること。うつさないよう周りに配慮すること。習慣化しよう3密回避という一人一人の感染回避行動で対処するということに関しては何ら変わらないということをまず第一に受け止めていただきたいなというふうに思っています。仮に、若干感染力が高いとするならば、より一層気を付けようという、そこに思いを集中していただけたらいいんではないかなというふうに思っています。

 

(南海放送)

 県独自の特別警戒期間についてだが、今日話があったが、現段階では前倒しで解除するだとか、3月7日までやるとかいうその判断、方針があるわけではなく、注視していくという状況だと。

 

(知事)

 そうですね。皆さんもお感じになっているとおり、日々日々事態というのは変わっていきますので、特に愛媛県の内部の、愛媛県内の情勢もさることながら、県外での情勢もどんどん移っていっていますから、そこに国の判断が加わってくるということも含めての決定になろうかと思いますので、ちょっと今の段階ではまだどうするかということを判断する要素がそろっているわけではないと思っています。

 

(愛媛新聞)

 自殺者の増加ということだが、その新型コロナの影響で増加が考えられるのかどうかということと、人数、割合等の増加の程度はどうか。

 

(知事)

 人数については後ほど担当部局の方から、ちょっとそこの細かい数字までは、私この段階で把握していませんので、大まかな傾向だけなんで。事務方のレクで報告させていただきます。コロナの影響がこれも証明ができるわけではありませんけども、やっぱり1年間という長い期間、例えば大きく変貌しているのが生活環境だと思いますし、それから経済的な事情等も大きく変わっていますでしょうし、それから学生生活も通常のスタイルとは全く異なっている。一部とはいえ、テレワーク等々が実施されて働き方も変わってきている。共通しているのは人との接触、会話が減少していることだけは間違いないと思うんですね。ですから、その影響が、思い悩んだりしたときに抱え込んでしまう状況を増幅させるということにもつながっていきますので、可能性があるんではないかというふうに推測できると思っています。

 

(朝日新聞)

 ワクチンの日程の話だが、今の話ではこないだ出された一応大まかな日程に関して、ただ医療従事者等に関しては、一応取りあえずもう始まっているわけですから、それはそれとしてやっぱりやり取りしていくということになると思うのだが、それ以降に関しては、これは今の発言というのは白紙というふうに受け取ってよろしいのか。

 

(知事)

 そうですね。もう完全に根底の条件が、国から供給されるスケジュールが変わりますので、その当初示されたスケジュールに基づいて作った見通しですから、もう一度根本からやり直しということになります。すなわち既存の発表させていただいた計画は根本が変わったので白紙ということになります。

 

(朝日新聞)

 医療従事者に関して、コロナを受け入れている病院の方々に対して、取りあえず今来た第1弾に関しては一応打つという話だったと思うが。

 

(知事)

 ただこれもですね、当初から5万3千人近くという発表をさせていただきましたが、きっとおそらく全員の分がいっぺんに来るとは情報分析の結果ですね、考えにくいだろうと思っていましたので、その段階から先手を打つということで、関係機関とその中での優先順位をどうするかという議論もしていました。そういった中で1万2千人というのが最初に優先して接種していただくという対象でしたので、少なくとも、この今回送られてくるワクチン本数はこの5万3千人の中の約1万2千人分。この5万3千人の中のさらに細分化された優先順位の第1グループの分は何とか送られてくるという連絡が入ったという段階でございます。ですから、それ以降の第2陣、第3陣については今週の(国の)発表を聞くまでは計画の立てようがないという段階でございます。

 

(朝日新聞)

 これはコロナの受け入れ病院等を中心にしてやりくりをしていくということ。

 

(知事)

 優先はそうですね、第一義的には重点病院から関係者から始めていくということになります。

 

(朝日新聞)

 1万2千人分というのはだいたい基本的にはまだ2回の接種の中の1回目だけの分。

 

(知事)

 いや、2回分入っています。

 

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