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伊方原発に関する知事メッセージ(令和6年)
訪問対話活動の結果報告について
12月25日、四国電力から、本年10~11月に実施した訪問対話活動の結果報告がありましたので、お知らせします。
この訪問対話活動は、福島第一原子力発電所事故後、地元説明に真摯に取り組むよう求めた私からの要請を踏まえ、四国電力が伊方発電所から20km圏内に拡大して実施しているものであり、16回目となります。
[添付資料:訪問対話活動の実施結果 [PDFファイル/317KB]]
四国電力によりますと、今回は、圏内約24,000戸を訪問(在宅率約50%)した上で、「安全文化の醸成と技術継承」、「伊方発電所周辺で発生した地震および伊方発電所の安全対策」、「高経年化への取り組み」、「伊方発電所の工事等の状況」などについて説明するとともに、ご意見をお聴きしたとのことでした。
その結果、住民の方々からは、「原子力には反対。事故が起きたらどうするのか」、「地震時に陸路で避難できるのか。海路避難も港が隆起したら船に乗れない」などの厳しいご意見や、「電力の安定供給や安価な電気料金のためにも原子力発電が必要」、「さまざまな安全対策をしていることを知っている。引き続き安全運転に努めてほしい」といったご意見をいただき、丁寧に対応したとの報告を受けました。
[添付資料:説明資料(リーフレット) [PDFファイル/4.34MB]]
県としては、四国電力に対して、最優先事項である伊方発電所の安全確保はもとより、今後もしっかりと技術力の維持・向上に取り組むとともに、情報公開の徹底と訪問対話活動の継続的な実施により県民の信頼回復に努めるよう改めて要請いたしましたので、ご報告申し上げます。
令和6年12月25日
愛媛県知事 中村 時広