シモコシ
Tricholoma auratum (Fr.) Fr. 【 キシメジ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
種の特徴 | 海岸など砂地のクロマツ林の地上に生える菌根菌。子実体の大きさや形、色味ともキシメジに似る。傘の表面には淡黄色の小鱗片と繊維がある。傘の中央部では、その小鱗片は密になっている。柄の基部はやや太く、繊維状の小さな鱗片がある。 |
---|---|
分 布 | 県内:今治市、松山市。 県外:日本各地;北半球一帯。 |
生息状況 選定理由 |
かつてはマツを主体とした砂浜海岸の後背林で発生が確認されていたが、生育に適したマツ林が著しく減少したため、本種の確認も途絶えている。 |
特記事項 | 従来は食用とされていたが、近縁のT.equestreによる死亡例を含む中毒例がヨーロッパで報告された。T.equestreをキシメジと同種とみなしたり、さらにはキシメジと本種をも同一種とみなしたりする見解もあるため、摂食には注意を要する。 |
地方名 | --- |
撮影者:沖野登美雄執筆者: 小林真吾