シャジクモ
Chara braunii Gmelin 【 シャジクモ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
種の特徴 | 雌雄同株で体長は40㎝くらいまで。皮層を完全に欠く。主軸の節部に8〜11本の輪生枝を生じ、各小枝は3〜4節からなる。托葉冠・苞の大きさには集団ごとに変異があり、長さ1㎜ほどあるものから、痕跡的なものまである。小枝末端はほぼ同長の苞が集まり冠状となること、雌雄器は小枝の下部節につき小枝の基部に群生しないことでオオシャジクモと識別される。卵胞子は黒色で楕円体、螺旋縁は7〜12本。 |
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分 布 | 県内:全域。 県外:日本各地;世界各地。 |
生息状況 選定理由 |
県内各地のため池・水田環境・水路・河川で確認された。 |
特記事項 | 種内分子系統解析の結果、湖沼などの深い環境に生育するものと水田などの浅い環境のものの間には遺伝的な隔たりが存在することが確認されている(Kato et al. 2008)。保全を実施する上での指標とするべきことが示唆される。 |
地方名 | --- |
撮影者:藤原陽一郎執筆者: 加藤 将