イズミイシノカワ
Heribaudiella fluviatilis (Areschoug) Svedelius 【 ニセイシノカワ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
種の特徴 | 清冽な流水中の岩などの上に生育する褐藻。藻体は濃褐色の斑紋状に広がり、水中の礫や岩、その他沈殿物の表面を覆うように生育する。藻体の表面は円筒形ないし長方形の細胞が叉状に分枝し放射状に配列する。藻体の厚み(直立糸状体の高さ)は50〜200㎛で5〜6個の細胞からなる。藻体は基質に密着、接合は固く分離しない。 |
---|---|
分 布 | 県内:西条市、東温市。 県外:日本各地;ヨーロッパ。 |
生息状況 選定理由 |
山地の河川や湧水起源の水路など、清冽な水が流れる場所にのみ生育しており、生育地点は限られる。似たような生活型をとるタンスイベニマダラは安定して観察されるが、本種の確認は少ない。 |
特記事項 | 日本国内に生育する淡水産褐藻は本種のみである。 |
地方名 | --- |
撮影者:---執筆者: 小林真吾