オオシャジクモ
Chara corallina Klein ex Willdenow var. corallina 【 シャジクモ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
種の特徴 | 雌雄同株で体長は50㎝を超え、太い主軸をもつ。皮層はもたず、托葉冠と苞は退化的で小型である。主軸の節部に6本の輪生枝を生じ、各小枝は4〜5節からなる。小枝の終端細胞が1細胞性であること、雌雄器が小枝の節部だけでなく小枝の基部にも群生することが特徴。卵胞子は黒色で楕円体、螺旋縁は6〜7本。 |
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分 布 | 県内:今治市、松山市(記録)、宇和島市(記録)、愛南町(記録)。 県外:本州、四国;アジア、オーストラリア、アフリカ。 |
生息状況 選定理由 |
県内では生育地が今治市のため池1ヶ所でのみ確認され、きわめて稀。今治市では、シャジクモ帯を形成し越冬が確認された。国内でも生育地が少なく、環境の変化による絶滅リスクは非常に高いと考えられる。今回の県内調査では、過去に記録された6ヶ所全てで確認されず、著しく減少している。 |
特記事項 | 早急な保全対策が必要。 |
地方名 | --- |
撮影者:藤原陽一郎執筆者: 加藤 将