オキチモズク
Nemalionopsis turtuosa Yoneda et Yagi 【 チスジノリ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
種の特徴 | 河川や湧水起源の水路などに生育する紅藻。藻体は配偶体、果胞子体、シャントランシア世代藻体の3世代の藻体が交代する。藻体は粘性が豊富で濃紅褐色、太さは400〜900㎛、長さは5㎝から長い時は50㎝ほどになる。太い主軸から多数の側枝を分岐し、分岐部は時に扁平になる。 |
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分 布 | 県内:東温市。 県外:九州、沖縄。 |
生息状況 選定理由 |
かつては東温市の数ヶ所で生育が確認されていたが、耕作形態や水利慣行の変化に伴い生育地は減少、現在ではお吉泉から流れ出る水路で生育が確認されるのみとなった。さらに地下水位の低下や汚水・土砂の流入などにより生育環境が著しく悪化している。 |
特記事項 | 東温市のお吉泉周辺の水路で見いだされ1940年に新種発表された。同地は国の天然記念物に指定されている。 |
地方名 | --- |
撮影者:小林真吾 執筆者: 小林真吾