シダレゴヘイゴケ
Ptychanthus striatus【 タイ類:クサリゴケ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 大形のタイ類で、植物体は褐緑色。茎は長さ3〜7㎝、不規則に羽状に枝を分け、偏平で、樹幹や岩面から垂れ下がる。葉は2型あり、茎の背側につく背片は大きく、腹側につく腹葉は小さい。背片は卵形で、長さ約1.5㎜、先端は鋭く尖り、下側に大きな鋸歯がある。背片の一部が下へ折れ曲がり腹片となり、方形で小さく、長さは背片の1/10くらい。葉の細胞は長い六角形で、細胞壁に著しい肥厚がある。油体は1細胞中に6〜10個、微粒の集合である。 |
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分 布 | 県内:面河渓、滑床。 県外:本州(福島県以南)、四国、九州、琉球列島;台湾島、中国大陸、東南アジア、マダガスカル、アフリカ。 |
生息状況 選定理由 |
熱帯系のタイ類で空中湿度の高い渓谷の樹幹や岩面から垂れ下がり、蘚苔林(mossy forest)の要素。本県の生育地は自然公園として保護されているが、キャンプ場の整備などに際して留意が必要である。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:---執筆者: 関 太郎