イワダレゴケ
Hylocomium splendens【 セン類:イワダレゴケ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 大形の美しいコケで、植物体は黄緑色で光沢がある。茎はわん曲して斜めに立ち上がり、新芽は前年度の茎の中間から出るので、コケの群生が階段状になり、長さ20㎝以上に達することがある。枝は2〜3回羽状に枝分かれし、扁平である。茎の表面は毛のような小さい葉で覆われている。茎につく葉は卵形の基部からしだいに伸びて、鋭く尖り、長さ2〜3㎜、しばしば上半部でくびれがある。枝につく葉は小さい。葉の中肋は2本で不等長。葉の細胞は線形で、上端に突起(パピラ)がある。雌雄異株で、胞子体は稀。 |
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分 布 | 県内:四国中央市玉取山、東赤石山、銅山峰、石鎚山系、面河渓、小田深山。 県外:北海道、本州、四国、九州(屋久島まで);北半球の寒冷地に広く分布し、ニュージーランドにも分布。 |
生息状況 選定理由 |
高山帯から亜高山帯にかけて、腐木上・腐植土上などに群生し、亜高山から高山のコケの代表である。小田深山では海抜1000m地点に生育しており注目される。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:関 太郎執筆者: 関 太郎