サメジマタスキ
Pseudobarbella attenuata【 セン類:ハイヒモゴケ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 茎は長く垂れ下がり、20〜30㎝に達する。葉は扁平に茎につき、長さ約3㎜、光沢があり、長卵形の基部から長く尖り、中肋があり、葉縁は著しく波打ち、葉縁には鋸歯がある。細胞は長い線形で、1個のパピラ(突起)がある。胞子体は稀である。ミズスギモドキに似ているが、葉がより小形で、赤褐色を帯びない。 |
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分 布 | 県内:宇和島市津島町横吹渓谷。 県外:本州(西南部)、四国、九州、琉球列島;中国大陸、スリランカ、フィリピン、ベトナム。 |
生息状況 選定理由 |
空中湿度の高い渓谷の樹枝から垂れ下がる蘚苔林(mossy forest)の要素。県内ではミズスギモドキよりは稀で、現在、横吹渓谷しか知られていない。 |
特記事項 | 和名はBarbella kiushuensis Broth.(本種の異名)を宮崎県青井岳で発見した鮫島氏を記念し、長く垂れ下がる様をたすきにたとえたもの。 |
地方名 | --- |
撮影者:関 太郎執筆者: 関 太郎