キダチノネズミガヤ
Muhlenbergia ramose (Hack.) Makino 【 イネ科 】
愛媛県カテゴリー
情報不足(DD)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 山地の林内や林縁に生える多年草である。前述のタチネズミガヤM. hakonensisおよびオオネズミガヤM. huegeliiの項で、ネズミガヤM. japonicaを含めての分種検索を特記事項欄に示したが、本種と共によく似ているため、改めて別部分に日本産全種のネズミガヤ属Muhlenbergiaの検索表を示す。 |
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分 布 | 県内:松山市。 県外:本州(中部以西)、四国、九州;中国中部。 |
生息状況 選定理由 |
松山市の記録はあるが、現状は不明である。花期の調査でないと他のネズミガヤ類との区別が困難である。生育地で即、同定することは難しく、持ち帰っての精査が必要となる場合が多い。とくに花期の調査でないと確認が難しいことから現状は不明である。 |
特記事項 | 別名をヤブネズミガヤともいう。下記に属の分種検索表を示した。 【ネズミガヤ属Muhlenbergia 分種検索表】今回のRDBランク該当種以外の種も含まれている。 杉本順一(1973)『日本草本植物総検索誌−単子葉篇』より引用(一部改変)した。 【ネズミガヤ属Muhlenbergia】 A-1 根茎がないか、時に稈が地表に倒伏し、葉巾2〜4㎜、花序は狭い B-1 苞穎は1.5〜2㎜、披針形で鋭尖頭 【ネズミガヤM. japonica】 B-2 苞穎は微小、截形で浅裂する 【コネズミガヤM. schreberi 】 A-2 稈は直立、別に短い鱗片に被われた根茎(匍枝)を出す B-1 苞穎は鈍頭で護穎の1/4〜1/3長、草丈50〜120㎝、匍枝は径3〜4㎜、葉巾3〜8㎜ 【オオネズミガヤM. huegelii 】 B-2 苞穎は鋭尖頭で護穎の3/5〜4/5長 C-1 稈の基部は斜上し中部で必ず分枝する。根茎の鱗片は軟らか、小穂2.5〜3㎜ 【キダチノネズミガヤM. ramosa】 C-2 稈は基部から直生し、余り分枝しない、根茎の鱗片は厚く硬くて膨らむ D-1 根茎は径2㎜、花序の枝は圧着、小穂4〜4.5㎜、葉巾2〜4㎜ 【タチネズミガヤM. hakonensis】 D-2 根茎は径3〜4㎜、花序の枝は斜開、小穂3〜3.5㎜、葉巾3〜7㎜ E-1 芒3〜4㎜、少し弓曲- 【コシノネズミガヤM. curviaristata】 E-2 芒5〜10㎜、曲らない 【ミヤマネズミガヤM.curviaristata var. nipponica】 |
地方名 | --- |
撮影者:---執筆者: ---