ナツアサドリ
Elaeagnus yoshinoi Makino 【 グミ科 】
愛媛県カテゴリー
情報不足(DD)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 西日本の山地の樹林内や林縁に生育する日本固有の落葉低木で、樹高は3mほどになる。葉は互生し、葉身は長さ4〜12㎝の倒卵状長楕円形で、上面と葉柄には淡褐色の星状毛があり、下面には銀色の星状毛が密生する。春〜初夏に葉腋に数個の花をつける。花は淡黄白色の筒状で、筒部は長さ8〜10㎜、先は4裂して開く。花の表面にも星状毛がある。果実は長さ1㎝ほどの楕円形で初夏に赤色に熟す。 |
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分 布 | 県内:東温市。 県外:本州(兵庫県以西)、四国。 |
生息状況 選定理由 |
東温市山地の自生地が四国でも唯一である。1985年の確認はあるものの、その後、林道開設や遷移進行などで環境が変化しており現在では確認できないため、前回の絶滅危惧ⅠA類(CR)を情報不足(DD)に変更した。もともと個体数が少ないことから消失した可能性もある。 |
特記事項 | 和名の一部の「アサドリ」とは、岡山地方でのグミの仲間の呼び名という。 |
地方名 | --- |
撮影者:松井宏光執筆者: ---