クマガイソウ
Cypripedium japonicum Thunb. 【 ラン科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
種の特徴 | 植林や雑木林、竹林などの林内に生える多年草。根茎は横に這い群生する。茎は高さ20〜40㎝になり有毛。葉は3〜4枚で、上部の2枚は扇状に広がり径10〜20㎝で放射状に多くの縦しわがある。4〜5月ころ、茎の先に1個の花を横向きにつける。花は径10㎝で袋状になった唇弁が特徴。 |
---|---|
分 布 | 県内:東予、中予、南予。 県外:北海道、本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸。 |
生息状況 選定理由 |
県内各地に点々と群生しているが、しばしば大規模な盗掘が発生している。また生育地の多くがスギ植林の林床であるが、間伐など植林作業による踏みつけや光環境の変化により衰退する危険性もある。 |
特記事項 | 本種は「愛媛県野生動植物の多様性の保全に関する条例」により特定希少野生動植物に指定(2009年3月指定)されており採取は厳重に禁止されている。 |
地方名 | --- |
撮影者:白形毅史執筆者: ---