オタルスゲ
Carex otaruensis Franch. 【 カヤツリグサ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 山地の川端や湿地に生える多年草で、叢生する。茎は高さ40〜60㎝で、基部の鞘は赤褐色をおびる。小穂は4〜5個がつき、頂小穂は雄性で線形、長さ3〜6㎝、側小穂は雌性で細い円柱形、緑色で長さ3〜5㎝、長い柄があって下垂する。果胞は倒卵形でくちばしは短くて平滑で、口部に2歯がある。 |
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分 布 | 県内:今治市、東温市、久万高原町。 県外:北海道(南部)、本州、四国、九州。 |
生息状況 選定理由 |
テキリスゲに似るが、テキリスゲは崩壊地や草原のやや乾燥する土地にも生えるが、オタルスゲは湿地に限って生える。今治市付近から久万高原町までの各地に点々と小群生しているが稀少である。川の改修や湿地の改変などにより減少傾向が見られる。 |
特記事項 | --- |
地方名 | ヒメテキリスゲ |
撮影者:---執筆者: ---