ミクリ
Sparganium erectum L. 【 ミクリ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
種の特徴 | 停滞水域や緩やかな流れの河川の縁に生育する多年草で、高さ50〜200㎝。地下茎は横に這い、新株を出す。葉は線形で長さ50〜150㎝。6〜8月に茎の上部の花序から3本以上の枝を出し、枝の下方に1〜3個の無柄の雌性頭花を、枝の上方に多数の無柄の雄性頭花をつける。雌性花序は熟すと径15〜20㎜の球形の集合果となり、果実は長倒卵形で上部がドーム状に円く盛り上がる。集合果がクリのいがに似ていることから実栗という。 |
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分 布 | 県内:西条市、宇和島市。 県外:北海道、本州、四国、九州;アジア、ヨーロッパ、北アフリカ。 |
生息状況 選定理由 |
東予地方の溜め池、湿地、水路に生育地が点在している。今回は宇和島市で確認された。生育地はごくわずかであり、溜め池や水路の改修で減少する危険性がある。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:白形毅史執筆者: ---