オニツルボ
Scilla scilloides (Lindl.) var. major Ueki 【 ユリ科(APG:ヒヤシンス科) 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 海岸近くの崖地などに生育する多年草で、ツルボ S. scilloidesよりかなり大型である。葉の幅は10〜20㎜とツルボよりずっと広いが、変異の幅が大きい。花期は9月下旬〜10月上旬で、淡紅紫色の大きな総状花序を出す。同定は花粉あるいは染色体数の確認が必要である。 |
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分 布 | 県内:今治市、松山市、伊方町、八幡浜市、西予市、宇和島市、愛南町。 県外:四国(高知県)、九州。 |
生息状況 選定理由 |
本種は海岸の崖地などに生育しており、宇和島市の日振島が基準産地である。今回の調査では、八幡浜市、由良半島で確認された。海岸の護岸工事や道路拡張工事あるいは台風などの自然災害による生育環境の悪化が懸念される。しかし、本種については花粉の観察などによって分類の精度をあげる必要があり、検討すべき点は多い。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:---執筆者: ---