モロコシソウ
Lysimachia sikokiana Miq. 【 サクラソウ科(APG:ヤブコウジ科) 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 暖地の海岸付近の林内や林縁に生育する多年草。茎は直立あるいは斜上し、よく分枝する。葉は互生する。花期は7〜8月で、茎の上部の葉腋ごとに黄色の花を1個下向きにつける。蒴果は球形で下向きにつき、灰白色である。乾燥すると全体に香りがする。別名ヤマクネンボ。 |
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分 布 | 県内:西予市、伊方町、宇和島市、由良半島、愛南町、他。 県外:本州(関東南部以西)、四国、九州、琉球;台湾島。 |
生息状況 選定理由 |
本種は佐田岬半島、由良半島、愛南町、西予市などにおいて記録があり、前回の調査では宇和島市、伊方町などの4ヶ所で確認された。今回の調査では、愛南町、由良半島、伊方町で確認された。本種は主として南予地方の海岸林の林内や林縁に生育しているが、全体的には個体数は多くはない。ただし、愛南町鹿島ではシカが食べないため群落状となっているところもあり、株数は比較的多い。台風などの災害、海岸林の伐採、遷移の進行などによる生育環境の悪化が懸念される。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:水本孝志執筆者: ---