ハマボウ
Hibiscus hamabo Siebold et Zucc. 【 アオイ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 内湾の泥湿地や砂州に生育する落葉低木で樹高は3mほどである。葉は互生、やや肉厚で、円形〜心臓形で先は急に細くなり、縁には細鋸歯があり、裏面には灰色の星状毛が密生している。花期は7〜8月で、径6〜10㎝の黄色の5弁花をつける。花は1日しか咲かない。蒴果は卵形で、先が尖っている。 |
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分 布 | 県内:伊方町、西予市、愛南町。 県外:本州(関東南部〜紀伊半島、中国地方)、四国、九州。 |
生息状況 選定理由 |
佐田岬半島や愛南町沿岸に生育している。また、旧西予市の記録や八幡浜市の標本もあるが、現在はいずれも確認できない。伊方町の砂州上には本種の小群落がある。御荘湾沿岸の河口の中州や深泥などの群落は比較的大規模であり、全国的にも珍しい。愛南町須ノ川公園のものは、国道沿いに植栽されたものからの逸出である。花が綺麗であるため、園芸用として採取される危険性もあるが、むしろ水質汚染や河川改修工事、道路の拡張工事、埋め立てなどによる環境破壊が懸念される。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:松井宏光執筆者: ---