イヨノミツバイワガサ
Spiraea blumei G.Don var. pubescens (Koiz.) Ohwi 【 バラ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 東赤石山と寒風山の蛇紋岩地に生育する落葉低木で、樹高は1.5mほどになる。葉は互生し、菱形状卵形で不揃いの鋸歯があり、しばしば3〜5に浅〜中裂する。初夏に枝先に径2〜4㎝の半球状の複散房花序をだし、径7㎜ほどの白い花を密生する。イワガサの変種で、若い枝や花序に短軟毛が密にあるもの。 |
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分 布 | 県内:東赤石山、寒風山。 県外:四国(高知県)。 |
生息状況 選定理由 |
東赤石山と寒風山にのみ生育し、他は高知県で2ヶ所の産地が記録されているのみである。長崎県にも文献上の記録はあるが生育地は確認されていない。東赤石山では個体数は多い。 |
特記事項 | 前回はイヨノミツバイワガサを絶滅危惧Ⅱ類(VU)として、ウラジロイワガサ S. blumei var. hayataeを情報不足(DD)として掲載したが、ともにイワガサとイブキシモツケの自然雑種とする見解やイヨノミツバイワガサをウラジロイワガサのシノニムとする見解があるが、今回はイヨノミツバイワガサとしてまとめて扱った。東赤石山が基準標本産地である。 |
地方名 | --- |
撮影者:松井宏光執筆者: ---