シコクエビラフジ
Vicia venosa (Willd. ex Link) Maxim. subsp. yamanakae (Y.Endo et H.Ohashi) Y.Endo et H.Ohashi 【 マメ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | エビラフジの亜種で、山地の谷筋などに直立する高さ80〜100㎝になる多年草。葉は8〜12枚の短い柄のある長さ1〜2.5㎝、幅8〜15㎜の卵形で鋭頭の小葉がほぼ対生でつく。6〜9月に長さ12〜15㎜で紅紫色または青紫色の花を腋生の総状花序の一方につける。豆果は長さ2.5〜4㎝、幅7㎜の狭楕円形で、中に広楕円形球状〜球形の直径3〜5㎜、褐色〜茶褐色で黒褐色の細斑を帯びた種子が2〜4個入っている。以前はヒメヨツバハギssp. cuspidata var. subcuspidataとされていたが、小葉が小さいことと小葉裏面の二次側脈が不明瞭なことで区別された。 |
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分 布 | 県内:西予市、久万高原町、内子町。 県外:四国。 |
生息状況 選定理由 |
四国カルストで数ヶ所の自生が確認されているが、個体数は多くはない。他の植物の被圧や林道開発による危険性がある。本亜種は大野ヶ原産の標本で、分離、記載された(1986)。前回はヒメヨツバハギ(絶滅危惧Ⅱ類(VU))として掲載した。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:伊藤隆之執筆者: ---