チャボイ
Eleocharis parvula (Roem. et Schult.) Link ex Bluff, Nees et Schauer 【 カヤツリグサ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
種の特徴 | 塩性湿地に稀に生える小型の多年草で、葉はなくて鞘だけがあり、茎の基部を包む。本県の水田や池の縁などで普通に見られるマツバイによく似ていて、茎頂に1個の小穂をつけるが、茎は軟弱な糸状で高さ3〜5㎝と小さく、秋に匐枝の先に小塊茎ができること、花柱の基部はとくに膨らまないなどの特徴がある。 |
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分 布 | 県内:西条市、今治市、宇和島市、愛南町。 県外:本州(青森、宮城、岡山県)、四国、九州;ヨーロッパ、シベリア、北アフリカ、南北アメリカ。 |
生息状況 選定理由 |
四国では徳島県(2市)と本県に分布している。本県の3地域は海水の出入する池のほとりや小川端の塩性湿地に生えていて、近年になって確認された。いずれも小面積であり、また海岸に近いため、埋め立てや水路改修などの人為の影響を受けやすく、絶滅の危険性も高い。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:白形毅史執筆者: ---