アオコウガイゼキショウ
Juncus papillosus Franch. et Sav. 【 イグサ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
環境省カテゴリー
---
種の特徴 | 湿地に生える多年草。茎は束生して直立し、高さ20〜40㎝になる。ハリコウガイゼキショウJ. wallichianusに似るが、茎や葉が細く繊細である。葉は扁円筒形、単管質で隔壁がある。頭花は2〜3個で雄しべは3個、花被片が短く、そのため果実が長く突き出たようになる。秋に地下茎の先に越冬芽をつくる。 |
---|---|
分 布 | 県内:新居浜市、西条市、今治市、皿ヶ嶺、西予市、松山市、他。 県外:北海道、本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸、シベリア東部。 |
生息状況 選定理由 |
各地の溜め池や湿地に見られるが、開発、土地造成により生育地が減少したことから、前回の絶滅危惧Ⅱ類(VU)を絶滅危惧ⅠB類(EN)に上方修正した。自生地で攪乱が起こると一時的に増えるが、すぐに植生の遷移で減少に転じる。 |
特記事項 | --- |
地方名 | ホソバコウガイゼキショウ |
撮影者:白形毅史執筆者: ---