クサノオウバノギク
Crepidiastrum chelidoniifolium (Makino) J.H.Pak et Kawano 【 キク科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
種の特徴 | 高所の山地の林縁や岩礫地に生育する多年草。高さ15〜45㎝で、全体は無毛で、白っぽくて弱々しい。葉は薄くて、羽状に全裂し、羽片は3〜5対。8〜11月ころに茎の先に頭花を数個つける。頭花は5個の黄色の舌状花からなる。 |
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分 布 | 県内:東赤石山、笹ヶ峰、石鎚山系、新居浜市、久万高原町。 県外:本州(栃木県、奈良県、三重県)、四国;朝鮮半島、中国大陸(東北部)。 |
生息状況 選定理由 |
笹ヶ峰および面河渓で現存が確認されており、東赤石山の記録がある。 |
特記事項 | 大陸系遺存植物(いわゆる満鮮要素系植物)で、最終氷河期に朝鮮半島から九州北部、中国地方、四国に分布を広げたものと考えられている。 |
地方名 | --- |
撮影者:伊藤隆之執筆者: ---