タチハコベ
Moehringia trinervia (L.) Clairv. 【 ナデシコ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
種の特徴 | 山地の林縁や疎林内に生育する一年草または越年草で、全体は軟らかく、茎は細くて、高さは10〜20㎝である。葉は対生、卵形〜広卵形で3脈があり、下部につく葉には柄があって長さ7〜25㎜となる。花期は3〜8月、白色の小さな花をつける。ハコベ属に似るが、花弁が裂けないことなどが異なる。 |
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分 布 | 県内:西条市、松山市、笠取山、内子町、久万高原町、大洲市、八幡浜市。 県外:北海道、本州、四国、九州;北半球の温帯。 |
生息状況 選定理由 |
比較的目立たない植物だが、森林伐採、道路工事、遷移進行などにより急減したと思われる。近年、大洲市では数ヶ所の道路法面で群生が確認されていることから絶滅危惧ⅠA類(CR)から絶滅危惧ⅠB類(EN)に下方修正した。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:藤田幹雄執筆者: ---