イトクズモ
Zannichellia palustris L. 【 ヒルムシロ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1A類(CR)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
種の特徴 | 全国各地の海岸沿いの湖沼や河川、水路に生育する多年生(または1年生)の沈水植物。地中を這う地下茎から径1㎜以下の糸状の水中茎が伸び、無柄で長さ2〜8㎝、幅0.5㎜ほどの線形の葉が対生または輪生する。雌雄同株で雄花と雌花が同じ葉腋に並んでつき、受粉は水中でおこる。果実は特徴的で、長さ4〜7㎜の三日月形で背面にまばらに波状の突起がある。 |
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分 布 | 県内:今治市。 県外:北海道、本州、九州、琉球;朝鮮半島、中国(東北部)、インド、中央アジア、アフリカ、シベリア、欧州。 |
生息状況 選定理由 |
今回、県内で初めて生育地が確認された。汽水域という限られた場所にのみ生育するものであり、遷移あるいは人為的な要因による生育地の水質変化、河川改修や埋め立てによって自生地が消失する危険性がある。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:松井宏光執筆者: ---