ヒロハヌマゼリ
Sium suave Walter var. ovatum (Yatabe) H.Hara 【 セリ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1A類(CR)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 茎は高さ60〜100㎝、中は中空で上部はよく分枝し、他の部分とともに無毛。葉は羽状に複生し、小葉は7〜9個で卵形、または卵円形。基部は時に心形となる。秋頃に大きい複散形花序に白い花を多数つける。サワゼリによく似るが、全体が大きく、とくに葉の形が大型なことで見分けられる。 |
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分 布 | 県内:西条市、松山市、松前町。 県外:本州、四国(高知県)。 |
生息状況 選定理由 |
県内の分布はきわめて局地的であり、西条市では10数株、松山市では1〜2株であり個体数もわずかである。生育地はいずれも農業用水路の法面に生育しており、水路改修などにより、近い将来絶滅が危惧される。松前町では山本四郎が1977年に確認しているが、現在では絶滅したものと思われる。 |
特記事項 | 四国では県内2ヶ所以外の現存は知られていない。 |
地方名 | マルバサワゼリ |
撮影者:松井宏光執筆者: ---