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ハマビシ

Tribulus terrestris L. 【 ハマビシ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1A類(CR)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
種の特徴 海岸の砂浜に生える一年草または越年草で、茎は根元で四方に分枝して地を這い、長さ1mにも達する。若い茎や葉軸には白色の粗い毛と短毛が生える。葉は対生し、各葉は偶数羽状複葉で4〜8枚の小葉からなる。小葉も対生し、長さ7〜15㎜の長楕円形で葉先はやや尖る。夏に葉腋に、小さな黄色い5弁花をつける。果実は径1㎝ほどの球形で硬く、10本の鋭い刺と密生する短毛がある。
分 布 県内:西条市、今治市、松山市、伊予市。 県外:本州(千葉県および福島県以西)、四国、九州;熱帯〜暖帯の海岸や内陸の乾燥地に分布する。
生息状況
選定理由
現在、自生が確認できているのは2ヶ所のみであり、砂浜の衰退、海岸の改修、車両の乗り入れ、海浜清掃などにより絶滅の危険性が高い。四国でも本県にのみ分布する。今治市の自生地では生育範囲が狭く個体数も多くはないものの、年々、生育位置を変化させながら個体数も増減を繰り返している。
特記事項 今治市のハマビシおよびその自生地は2009年3月に「愛媛県野生動植物の多様性の保全に関する条例により特定希少野生動植物および同保護区」に指定されている。
地方名 ---
撮影者:---執筆者: ---
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