ウスベニギセル
Tyrannophaedusa aurantiaca【 キセルガイ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 殻色は淡桃色の貝で、殻高16㎜、殻径3.6㎜、10層、キセルガイ科貝類では小形の部類に属する。殻口上部右寄りの内壁にはエ字状の襞がある。落葉広葉樹林の落葉下に生息している。 |
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分 布 | 県内:東部。 県外:本州(中部、近畿)、淡路島、四国東部。 |
生息状況 選定理由 |
四国では里山や社叢などに棲息しているが、近年減少している。また1987年には中部に近い西条市小松町の山岳部でも生息を確認したが、現在は生息を確認できない。産地の社叢等が荒廃または改変したことや、周囲が針葉樹の植林などにより生息環境が変わったためと思われる。 |
特記事項 | 東部に集中的に分布する。愛媛県の産地が本種の西限になる。 |
地方名 | --- |
撮影者:多田 昭執筆者: 多田 昭