カニノテムシロ
Pliarcularia bellula【 ムシロガイ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅(EX)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
種の特徴 | 殻高1.5㎝、殻径1.2㎝の紡錘形の巻貝。やや斜めの低い縦肋を持ち、その間には明瞭な螺溝がある。殻表は褐色であるが、生時は汚れている。殻口外唇は厚く白い滑層が体層を覆うように上に延びる。軸唇や内唇からも滑層が延び、体層を覆う。特に外唇と軸唇の滑層で殻口がカニのはさみのように見えるのでその和名がある。内湾の潮間帯泥底に生息する。 |
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分 布 | 県内:南予。 県外:本州(銚子以南)、四国、九州、沖縄;太平洋、熱帯インド。 |
生息状況 選定理由 |
南予の河口干潟では時に古い死殻が採集される。御荘湾で1985年に生貝を採集して以来生息を確認できないことに加え、新鮮な死殻も得られないことから、すでに絶滅したものと思われる。 |
特記事項 | WWFジャパンのサイエンスレポートでは日本本土で絶滅。琉球列島で危険。 |
地方名 | --- |
撮影者:石川 裕執筆者: 石川 裕