ダイセンヤチグモ
Coelotes eharai Arita 1976 【 タナグモ科(クモガタ綱クモ目) 】
愛媛県カテゴリー
要注意種(AN)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長は雌雄とも6〜8㎜内外。全身褐色の小型のヤチグモで、よく似たコヤチグモと比べると歩脚の腿節がオレンジ色である。森林の林床の落葉中などに生息するが、四国では1200〜1400m以上の標高の高い山地の森林だけに分布し、標高の低い地域ではコヤチグモがみられる。秋に成体が出現し、成体で越冬する。写真は雌。 |
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分 布 | 県内:石鎚山、大川嶺、四国カルスト。 県外:本州(中国山地)、九州(英彦山)。 |
生息状況 選定理由 |
中国山地、英彦山(九州)と本県の800〜1000m以上の標高の高い山地に氷河遺存種的な隔離分布をする。県内では、1200〜1500mのブナ林などの限られた山地で生息が確認されている。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:鶴崎展巨 執筆者: 井原 庸