イソタナグモ
Paratheuma shirahamaensis (Oi, 1960) 【 ウシオグモ科(クモガタ綱クモ目) 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長は雌雄とも6㎜内外。海浜性のクモで潮上帯の転石や砂浜海岸の石下などに糸で管状の住居をつくりそこに潜む。満潮時に海面下になるような場所にも営巣することがある。成体は周年出現する。写真は松山市高浜町白石ノ鼻産の雄。 |
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分 布 | 県内:松山市高浜町白石ノ鼻。 県外:北海道、本州、四国、九州、南西諸島。国外:韓国。 |
生息状況 選定理由 |
県内各地に点在すると考えられるが、潮上帯のある海岸は護岸整備などにより本土側はもとより島嶼部でも減少していると考えられる。とくに、本種の生息に適した転石の多い干潟や岩場のある海岸が減っている。また、近縁な外来種であるシマイソタナグモが松山市から確認されており、生息環境が競合する可能性があるため、今後の生息状況の動向に注意する必要がある。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:鶴崎展巨 執筆者: 井原 庸・鶴崎展巨