トリデヤスデ
Xystodesmus gracilipes (Takakuwa, 1943)【 ババヤスデ科(ヤスデ綱オビヤスデ目) 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長20〜25㎜内外、幅4〜5㎜の中型のヤスデ。頭部と体背面は灰青色。常緑広葉樹林に生息するが、スギ林(伊予三島市金砂湖)からも見つかっている。交尾・産卵は4月下旬から5月中旬。幼体は6月頃孵化。成体に達するまでに3年を要すると推定されている。 |
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分 布 | 県内:松山市城山(当地では絶滅)、新居浜市大島、伊予三島市金砂湖。 県外:− |
生息状況 選定理由 |
タイプ産地の松山市城山では、 1943年の原記載以後、度重なる採集努力にかかわらず発見されていない。既知産地は他に県内の2カ所しかなく絶滅が危惧される。 |
特記事項 | タイプ産地は松山市城山(当地ではおそらく絶滅)。キンシャトリデヤスデPhrurodesmus kinshaensisとよばれた種は現在、本種と同種として扱われている。愛媛県固有種。 |
地方名 | --- |
撮影者:田辺 力執筆者: 鶴崎展巨