ヒメタテヅメザトウムシ
Yuria pulcra Suzuki, 1964【 タテヅメザトウムシ科(クモガタ綱ザトウムシ目) 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長1.0〜1.3㎜。アカザトウムシ亜目の小型種で体は全体に黄橙色。鬼ヶ城山系を含め県内のブナ帯(高縄山系はのぞく)に多いニホンニセタテヅメザトウムシNippononychus japonicus (ミツヅメザトウムシ科)とは、より小型で体形がずんぐりしていること、触肢跗節の幅が広いことなどで識別できる。近畿地方北部、山口県、四国、九州の山地の落葉広葉林やスギ林の落葉落枝中に局地的に見出される。 |
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分 布 | 県内:宇和島市鬼ヶ城山系(鬼ヶ城山、八面山)。 県外:近畿地方北部(京都府、兵庫県)、山口県、四国(香川、徳島)、九州(福岡県、熊本県)。2 亜種があり、山口県秋吉台と福岡県英彦山に基亜種、愛媛県を含む他県にはアワヒメタテヅメザトウムシYuria pulcra briggsiが分布。 |
生息状況 選定理由 |
分布が鬼ヶ城山系に限定されている。当山域は、近年、シカ害による林床のササ原の減少が目だち、本種の生息適地に減少傾向がみられる。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:鶴崎展巨執筆者: 鶴崎展巨
