キノボリトタテグモ
Ummidia fragaria (Donitz, 1887)【 トタテグモ科(クモガタ綱クモ目) 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
種の特徴 | 体長雌10㎜内外、雄7㎜内外の黒紫色のクモ。社叢をともなう神社の石垣の隙間や古木の樹幹のくぼみなどに円形のハッチ式の扉をもつ長さ2〜3㎝の袋状の住居をつくり、中に潜む。住居の外側は泥や樹皮砕片で覆われ発見しづらい。成体は、雄は5〜7月、雌は周年みつかる。写真は東温市牛渕浮嶋神社産の雌。 |
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分 布 | 県内:新居浜市、今治市、松山市(興居島、中島を含む)、東温市、久万高原町、八幡浜市、伊方町、愛南町などの主として社叢。 県外:本州(南部)、四国、九州、南西諸島。 |
生息状況 選定理由 |
ある程度の面積の樹林に囲まれた神社境内を中心に、比較的多くの地点で生息がみられるが、生息数はどこでも少なく注意が必要である。コンクリートによる目張りなど石垣の過度の補強や、境内の過度の清掃は本種の生息地を脅かすので注意していただきたい。 |
特記事項 | 日本固有種。 |
地方名 | --- |
撮影者:鶴崎展巨執筆者: 鶴崎展巨