シコクチビマルトゲムシ
Horiella shikokensis (Takizawa) 【 マルトゲムシ科 】
愛媛県カテゴリー
要注意種(AN)
環境省カテゴリー
---
種の特徴 | 体長2.5㎜前後。体型は卵形、同属他種に比べよりずんぐりしている。体色は暗緑色、金属光沢をもつ。体表面は軟毛に覆われ、上翅の軟毛は不明瞭な毛斑を形成する。♂の腹部末端節は2つのこぶを持つ。後翅は退化しており、苔に生息する。 |
---|---|
分 布 | 県内:今治市、上島町、松山市。 県外:高知県。 |
生息状況 選定理由 |
低山地にすむが、県内では愛媛県北部のみから知られ、分布域は比較的狭い。Horiella属のマルトゲムシはすべて後翅を欠き、移動・分散能力が乏しく、コケ類に依存して生活する種であることから、開発や温暖化などわずかな環境変化が生存要件に影響すると考えられる。 |
特記事項 | 四国固有種で基準産地は松山市杉立。 |
地方名 | --- |
撮影者:北野峻伸 執筆者: 北野峻伸、酒井雅博