イヨメクラチビゴミムシ
Stygiotrechus iyonis S. Uéno et Ashida 【 オサムシ科 】
愛媛県カテゴリー
要注意種(AN)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長2㎜前後。剛毛式は2+0。小型のメクラチビゴミムシで、全身に細毛があり、前胸背板上面に2対の刺毛を有する。肩部の形態は5歯ほどの鋸歯状となっており歯の各頂点とそれに続く上翅側縁部に比較的等間隔な細毛を持つ。 |
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分 布 | 県内:松山市。 県外:− |
生息状況 選定理由 |
松山市郊外の領家変成岩帯で形成された山地に生息しており、地下浅層であるが非常に浅い層を好む。チビゴミムシ類の分布パターンを解析する上で重要な種だと考えられている。 |
特記事項 | Stygiotrechusノコメメクラチビゴミムシ属は近畿から九州は五島列島までの西日本に広く分布する小型のメクラチビゴミムシで、四国においては中央構造線以北の限られた地域で2種が知られるのみ。もう1種は香川県に分布している。 |
地方名 | --- |
撮影者:小川 遼 執筆者: 原 有助、菅谷和希、酒井雅博