アシナガメクラチビゴミムシ
Nipponaphaenops erraticus S. Uéno 【 オサムシ科 】
愛媛県カテゴリー
要注意種(AN)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長5.8〜7.3㎜。剛毛式は2+1。触角や脚は異常に細長く頭部および前胸も長くて腹部が膨隆するなど、日本では珍しい超洞窟型の形態を備えている。チビゴミムシの特徴である頭部のX状溝が後半で消失する。肩縁は長く伸長して肩部がなくなり側縁部の第4丘孔点が第3丘孔点から遠く離れる。下唇と下唇亜基節の間が癒着して会合線が消失していることも日本に生息する大型のメクラチビゴミムシとしては珍しい。 |
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分 布 | 県内:久万高原町、西予市。 県外:高知県(仁淀川町)。 |
生息状況 選定理由 |
四国カルストにある洞窟および地下浅層に広く分布している。Ishikawatrechusツヤメクラチビゴミムシ属との共通祖先から派生したと考えられている日本を代表する超洞窟型昆虫であり、その特殊化の程度から四国のチビゴミムシ相を論じる上で最も重要な種類である。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:原 有助 執筆者: 原 有助、菅谷和希、酒井雅博