イズシメクラチビゴミムシ
Rakantrechus (Izushites) subglaber S. Uéno 【 オサムシ科 】
愛媛県カテゴリー
要注意種(AN)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長3.55〜4.0㎜。剛毛式は2+1で前胸背板は心臓形を呈する。頬および、前胸背板上面中央後方寄りに10本程度の細毛が生えており、この種のみで1亜属を形成している。中国地方西部に分布する同属のUozumitrechusアキヨシメクラチビゴミムシ亜属に近縁とされている。 |
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分 布 | 県内:大洲市、八幡浜市。 県外:− |
生息状況 選定理由 |
大洲市出石山の出石鉱山および八幡浜市保内町の蕗坂鉱山が模式産地となっている。模式産地は再調査されていないが、近年の調査によると周辺の地下浅層にも比較的多く生息していることが分かっている。 |
特記事項 | 愛媛県固有種。中国地方の種類と関連があり、瀬戸内の地史的変遷と生物地理を知る上で重要な種類である。また、内子町上日の地にある縦穴から同亜属の未記載種が見つかっている。 |
地方名 | --- |
撮影者:原 有助 執筆者: 原 有助、菅谷和希、酒井雅博