ミナミツヤハダクワガタ
Ceruchus lignarius nodai Fujita 【 クワガタムシ科 】
愛媛県カテゴリー
情報不足(DD)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 大形の♂は体長のわりに口器が大きく、特異な形をしたクワガタムシである。一生の大部分を朽木の中で過ごし、外部に出ることがほとんどない。したがって野外で活動する姿を観察する機会はほとんどない。 |
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分 布 | 県内:大野ヶ原、皿ヶ嶺、石鎚山。 県外:九州。 |
生息状況 選定理由 |
自然林の豊かな標高1000m前後の山岳地帯に棲む。トチノキ、ケヤキなどの巨木が倒れて、土に埋もれた状態で何年も経過すると、木質部全体が茶褐色に腐って来るが、このような赤腐れ状態になった木に寄生している。一度本種が寄生すると完全に分解するまで何代も累代寄生を続ける。このような生息環境が維持される地域は徐々に少なくなってきている。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:酒井雅博 執筆者: 菅 晃